Workers "Cowboy Jacket 13.75Oz, Left-Hand Weave, Raw Denim, Size 38"
SHIRT
Workers K&T H MFG Co "Basic Work Shirt, Indigo Check, Size 15.5"
PANT
Workers K&T H MFG Co "Baker Pants, Standard Fit, OD, Size S"
SHOES
BUZZ RICKSON’S "SHOES, BASKETBALL, BLACK"
GLASSES
VINTAGE CRISS OPTICAL MFG "PRISONNER FRAME, BROWN"
Workers K&T H MFG Co "Cowboy Jacket 13.75 Oz, Left-Hand Weave, Raw Denim"
WORKERS、綿・糸からオリジナルのデニム生地。もともと右綾を最初に作りましたが、それをスペックはそのままで左 綾にしたらどんな色落ちになるのか?という実験の意味もあるデニムジャケット。
ジーンズの元祖サンフランシスコのL社が使ったデニムは右綾。ジェームスディーンが愛したでおなじみ、カンザス州サリナのL社は左綾デニムといった不文律があります。一般的に、右綾に比べて左綾の方がタテ落ちが長くでると言われます。ただ、それらはあくまで印象であり、全く同じ糸・染め・織機で「この1ロットは右綾」「続けてこのロットは左綾」と、綾の方向だけ変えたらより、右綾・左綾の違いがはっきり分かる!といかにもオタクっぽいというか、 理科の実験っぽい試みです。
形はカンザス州のL社でおなじみ、カウボーイジャケット型。この新型に合わせてラベル・ボタンも作りました。革ラベルは防縮の入った牛革。ボタンは二本爪のドーナツにこれもそれ風にWORKERSの刻印を入れて。WORKERSらしいのは左綾デニムのフラップ裏で抜染生地を使っています。
今までWORKERSで作ってきたデニムジャケットはあえて襟を小さくしたりバランスを現代的に補正してきました。
今回のCowboy Jacketは着丈は、現代的に修正していますが、こと襟に関しては古い物に近い。大き目の型紙をひきました。
やはりCowboyタイプとなると、こんな革ラベルやタグが必要です。バックスキン面は使わず、あえて牛革の表面を。
ボタンももちろん、それらしい物を。二本爪タイプのドーナツボタン。
胸ポケット、表地デニムには裏にライトオンスのインディゴ抜染生地を。アソートで使うので、何がつくかは買ってからのお楽しみ。サージは裏もサージです。
今回、袖の型紙を引き直しました。以前のWORKERSは、ひじから先を細く、すっきりと見えるようにしていましたが、腕時計をされる方からカフスボタンを閉められないというご意見をいただきました。そこで、袖口をある程度太くするのと一緒に、ひじも太く。アームホール・袖山・袖幅は変わりませんが、ひじ・袖口を太くし、全体的にごく普通の「Gジャン」な寸法に戻したという感じです。
Lee以外ではなかなか見ない、カンドメ+リベットの補強。
袖ぐり・肩・フロントヨークの巻縫い。
ウェストベルトつけ、サンフランシスコのLが一本環縫いならカンザスのLはよりワークウェアライクに、多本針で始末する。このあたり、差別化を図ろうとした跡が見えて面白い部分です。
背面には縦方向にヒダが取ってあります。若干ですが、アクションプリーツ的な働きがあります。
ワンウォッシュ製品, MADE IN JAPAN
素材 13.75オンス・アメリカンコットン100%・左綾デニム・キバタ(未防縮・毛焼き無し)
附属 革ラベル・織ネーム・オリジナルWKS COWBOYボタン
縫製 総綿糸
36 肩幅43.0cm 身幅50.0cm 着丈62.0cm 袖丈62.0cm
38 肩幅44.0cm 身幅53.0cm 着丈62.0cm 袖丈63.0cm
40 肩幅45.0cm 身幅57.0cm 着丈63.0cm 袖丈64.0cm
サイズ表
Workers K&T H MFG Co.
岡山を拠点にし、主にアメリカ物ワークアイテムを紹介しているブランドです。
実際のアイテムを調べる事はもちろん、そのアイテムを作っていたメーカーや現存する建物にまで足を運び歴史を調べ上げてアイテムづくりのヒントにしています。
生地やパーツにこだわり抜いた商品ながら非常にコストパフォーマンスの高いアイテムが特徴です。