TAILOR TOYO "Late 1960s Style Cotton Rayon Vietnam Jacket, VIETNAM MAP, AGING MODEL"
レーヨン混のコットンツイルに刺繍とエイジング加工が施された通称ベトジャン(ベトナムジャケット)です。
1968〜69年にかけてベトナム戦争に従事していた米兵がカスタムオーダーで仕立てた1着。
刺繍は右胸に虎、左胸に「福」の文字、両袖に龍、背中にベトナムの地図を描いたオーソドックスなデザインで、袖口には古銭を模したボタンを使用。
経年した生地の風合いを再現するため、レーヨン混のコットンツイルにエイジングを加えており、しなやかな生地感やドレープ感も特徴。
満遍なく褪色した生地と色褪せた刺繍糸が、ヴィンテージさながらの風合いを醸し出しています。
M 肩幅48.0cm 身幅58.0cm 着丈65.0cm 袖丈62.0cm
L 肩幅51.0cm 身幅61.0cm 着丈69.0cm 袖丈64.0cm
VIETNAM JACKET AGING MODEL
テーラー東洋が2022年からリリースする新企画のエイジングモデル。これまでアセテート生地のスカジャンでリリースしてきた「褪色による濃淡のエイジング」ではなく、ヴィンテージにみられる「素材感のエイジング」をテーマとしており、着用と経年によって生地や刺繍糸が全体的にフェードしたマットな風合いをリアルに再現している。
TAILOR TOYO
「スカジャン」とは戦後間もない頃に日本駐留の米兵達が、 その記念としてオリエンタルな柄(鷲・虎・龍)や自分たちの 所属していた部隊や基地などを自分たちのジャケットに刺繍したのが始まりである。 その後、スカジャンは土産物(スーベニア)として商品化され各地の基地の売店(PX)で販売されるようになった。
当時、このスカジャンをはじめとした衣料品を米軍基地へ納入していたのが、 東洋エンタープライズの前身である「港商商会」であり、 スカジャン生産全盛期の1950年代には、納入シェアの95パーセントを占めるほどであった。 また、港商が納入していた衣料品にはアロハシャツも含まれていたが、 柄には「鷲・虎・龍」をモチーフにしたオリ
エンタルな柄なども含まれており、 スカジャンやアロハシャツは日本特有のオリエンタルなデザインが用いられた衣料品だと言うことが伺える。
港商から始まり半世紀以上スカジャンを作り続けてきた「TAILOR TOYO」。
一過性のブームではなく 文化として継承し続けているこのスカジャンこそがオリジナルである。