Workers K&T H MFG Co "Maple Leaf Jacket, Glen Plaid"
3つボタン段帰りの裏地付きジャケット、Maple Leaf Jacket。今期はデザインを3パッチにしてより
「アメリカントラッ ド的」に。
素材はあえてフランネルを選ばず、柄や交織(タテヨコで混率の違う糸)を選んでいます。
Glen Plaid はWorsted(梳毛)、櫛ですいて短い繊維を落としたいわゆるスーツに使われる糸。ただ、織り上がった後の加工は自然な糸の風合いを残しているので、いわゆるスーツ生地のつるつるとは違う。粗野な雰囲気も残っています。グレー系にブルーのチェック。
コーディネート、ボタンダウンの上やUSN Cotton Sweater、FC Turtle Neck の上に。また、丸首のニット系と合わせるときは首元にスカーフを入れると首がチクチクしないのでお勧め。ジャケットの上には、M-1948 Parka Mod、Weather Comfort Parka、Bal Collar Coat(ちょっと重いか?)を合わせられる設計です。
アメリカントラッドのど真ん中を狙って、今年は3パッチポケットのMaple Leaf Jacket。襟・ラペルはおなじみ、大きすぎず、小さすぎず。三つボタン段返りなので、一番上のホールは見返し側が表目。
使うこともめったにありませんが、トップのホールは実際に使えるようになっています。本気で寒い時はマフラー替わりにもなります。実際、あまりに寒い新神戸駅のホームで使ってことがあります。多少なりとも寒さはましになります。
襟には芯止めステッチ。襟腰部分は細かく。折返り部分はジグザグに粗く。
樽型の胸ポケット。こちらも今までの3パッチとは違い、新たに樽型を描きなおしました。
1/4インチステッチ。返り線から上は見返し側が表目、返り線から下は身頃側表目と、一度ステッチを切っています。
パッチポケットは裏地を当てています。ペラペラにならない、ふっくらとしたポケット。
フロントカッタウェイは強すぎるとクラシックすぎる。かといって、角形すぎるとまた違う。良い塩梅のカーブを何回も描きなおしたのをMaple Leaf Jacket型見ると思いだします。
袖口は開きなし。ホールも無し。これならば袖口で袖丈の調整をしやすい。袖裏はキュプラでストライプ柄。身頃とよく似ていますが、身頃の裏地はコットン。袖裏のみキュプラを使って滑りよく。身頃はコットンのがっしりした風合いが欲しいので、薄手のつるっとしたシャツ生地を使っています。
豪華に、シャツ生地を使った裏地。両方の胸に玉縁布。オールドBB風のステッチワーク。
見えづらいですが、額縁始末。
素材 ウール100%・グレンチェック
縫製 本体綿糸/裏地スパン糸
MADE IN JAPAN
36 肩幅43.0cm 身幅50.0cm 着丈70.0cm 袖丈60.0cm
38 肩幅44.0cm 身幅53.0cm 着丈70.0cm 袖丈60.0cm
Workers K&T H MFG Co.
岡山を拠点にし、主にアメリカ物ワークアイテムを紹介しているブランドです。
実際のアイテムを調べる事はもちろん、そのアイテムを作っていたメーカーや現存する建物にまで足を運び歴史を調べ上げてアイテムづくりのヒントにしています。
生地やパーツにこだわり抜いた商品ながら非常にコストパフォーマンスの高いアイテムが特徴です。