Workers "Cruiser Jacket, OD High Density Poplin"
春に着る腰丈のブルゾンを何か作りたい。
ハリントンジャケットは去年作った。もう少し楽に着られて、でもポケットが多くて使い勝手が良くて。そうだ、CruiserVestに袖がついてブルゾンにしたらどうだろう?がサンプル作りのスタートでした。この時は、その後苦労するのも知らずに・・・
ファーストサンプルはチンストラップ+襟をつけてみましたがどうにも収まりが悪い。ポケットもサイドから手が「すっと」入る位置にいない。
前丈を伸ばし、ポケットをギリギリまで下げる。襟回りはベストと同じカラーレス仕様に変更。袖口も広すぎず、狭すぎないよう微調整して出来上がったのが最終サンプルです。
フロントは二重構造。前の三日月から物が入る。取り出しも三日月からなので、財布のようにすぐに出さないものを入れる。腰ポケットも二重構造でフラップをあけて物が入り、左右から手が入る。ブルゾンを着た時、手をつい入れたくなる。そんな時に必要なサイドからのハンドウォーマーポケット。
背面にポケットは無く、背中も一枚構造。春物なので厚みがありすぎると着る時期が短くなってしまうので、あえてシンプルに。
袖口は開きをつけ袖まくりがしやすいように。
素材、40番双糸、高密度平織りのポプリン。クラシックなアウトドアウェアをモチーフにしたW&Gなどで良く使われるような素材。6.2オンスと軽めですが、フロントは二重なのでブルゾンに適したしっかりした厚み・重みになっています。シャツの上はもちろん、Tシャツの上に羽織りものとしても。
名前が同じCruiser Jacketで色々あるので紛らわしいのですが・・・Cruiser Vestに袖がついたのが今回のCruiser Jacketです。
当初、チンストラップ付きの襟ありでファーストサンプルを作ってみましたが・・・なんともバランスが悪い。そこで、フロントはベストと同じくVネックに。
確かに、この形にはVネックの方が収まりが良い。中に襟のあるシャツを着たとしても、その上に襟が無いからすっきり見えるのでしょう。
ネームはおなじみ、FILCLO風。
フロント、三日月ポケット。開口部はこの三日月だけなので、入れたらそうそう出さないものを収納。
袖口は開き+カフスの太さ調節ボタン付き。
クルーザーベストと違うのが腰ポケット。左右から手が入ります。それに合わせて丈もベストより伸ばし、かつポケットは出来る限り下につけることで手が入れやすいように。
素材 6.2オンス・コットン100%・高密度ポプリン
附属 水牛風ポリエステル樹脂ボタン
縫製 総ポリエステルスパン糸
ワンウォッシュ製品 MADE IN JAPAN
サイズ38 肩幅48.0cm 身幅59.0cm 着丈67.0cm 袖丈60.5cm
サイズ40 肩幅50.0cm 身幅61.0cm 着丈68.0cm 袖丈61.5cm
Workers K&T H MFG Co.
岡山を拠点にし、主にアメリカ物ワークアイテムを紹介しているブランドです。
実際のアイテムを調べる事はもちろん、そのアイテムを作っていたメーカーや現存する建物にまで足を運び歴史を調べ上げてアイテムづくりのヒントにしています。
生地やパーツにこだわり抜いた商品ながら非常にコストパフォーマンスの高いアイテムが特徴です。