Workers "Lot 806XH, Denim Jacket, Buckle Back 14.7 oz, Indigo Raw Denim, American Cotton 100%, Size 40"
PANT
Lot 801XH, Straight Jeans 14.7 oz, Indigo Raw Denim, American Cotton 100%, Size 32"
HOODIE
Workers "Heavy Sweat, ATOZUKE-PARKA, Grey, Size M"
Workers "Lot 806XH, Denim Jacket, Buckle Back 14.7 oz, Indigo Raw Denim, American Cotton 100%"
801XHを作ったのでそのセットアップで806XHを作りました。
生地、定番デニムの米綿100%、タテ7×ヨコ7に対し、XHはタテ7×ヨコ6(こちらも米綿100)。オンスで13.75オンスがXHは14.7オンスと1オンスほど重く厚い。
仕様、フラップ無し1ポケット、針シンチ。針シンチは本当に先がとがったものです。着用するときは後ろの物を傷つけないようご注意ください。一度、針を止める位置を決めて先を金やすりで削る。もしくは、ビンテージのようにストラップを切り取ってしまうなど、お客様にてご対応ください。
フロント4ボタン。袖口はファースト独特の上下が入れ替わった仕様。(あの仕様、やっとWORKERSもやるのかと思ったあなたはマニアです)シルエット、肩が落ち、袖山は低く、袖幅も太い。平らに置くとTの字に近い形になるファースト独特のシルエット。
着丈は38サイズで62-3センチ。明らかにビンテージよりは長いですが、これ以上長いと長すぎる。ギリギリの寸法を目指しています。
806XHはワークウェア。ゆったりして体を動かしても突っ張らない。バックシンチでサイズ調整ができる。椅子が傷つく?馬で移動し、家には木のベンチ程度しかなかった時代にはそんなことを気にする必要はなかったのでしょう。
製品はOW+タンブラー乾燥でできる限り縮めて納品します。
水平に開いた襟。パターンがほぼ真四角な襟を取り付けると、このような形状になります。私はクラシックなワークウェアというと、この水平に近い開き方をする襟を思い出します。一番最初に作った、Wabashのカバーオールもこんな形の襟で、それ以来の刷り込みです。
XHのラベルは鹿革。柔らかく皺多め。最終的には銀面(表面)が毛羽立ち、剥げて、プリントが消えていく「はず」です。
四角い襟の端はセルビッジ使い。
フロント、月桂樹ボタン。801XHのパンツに使っているものと同じ。この色のメッキをしたくて、わざわざ別注しました。
ボタンの中、通常、金属がプレート状になっているところにS字のカンが入っている。クラシックなボタンの仕様として、だいぶ前にYKKさんが作ってくれたもの。本当のビンテージのあのS字ワイヤーで止めるのとはちょっと作りが違うのですが、ビンテージより品質も安定しているあたりYKKらしい。
胸ポケットはフラップ無し。
袖口。上・下が人間の通常の感覚とは逆の取り付け。古いファーストとか大戦に見られた仕様を今回は真似してみました。
前端がセルビッジなのはファーストの特徴ですが、806XHはそこだけでなく帯もセルビッジ。かつ、取り付けを平ミシン。「まだチェーンステッチの台数が無い」とか「帯つけミシンが無い」といった時代を考えて。
背面にバックシンチ。袖が1ピースなので、肩ヨークの横に縫い目が見えないのも特徴。
ファーストと言えばの針シンチ。ただ危ないです。先がとがっているので
・位置を決めたら針の先を金ヤスリでとがらなくする/先をペンチで切ってからヤスリで丸める
・そもそもストラップを切ってしまう
など、対策を取るか、「いや、俺は外に置いて庭仕事で使う」といった本来のファーストな使い方をしてください。
鉄製。真ん中についた紋章から「ユリバックル」とか、バーの文字から「SOLIDE」とか色々言われます。
が、これをわざわざ付属屋さんが作ってしまうのだから「にっぽんのジーンズ」は恐ろしいというか、業が深いというか・・・
素材 14.7オンス・米国産・EMOTコットン100% タテ7番・ヨコ6番・未防縮キバタデニム
附属 鹿革ラベル/月桂樹ボタン/刻印入りボタン/鉄製針シンチ
縫製 総綿糸
ワンウォッシュ製品 MADE IN JAPAN
サイズ38 肩幅47.0cm 身幅53.0cm 着丈62.5cm 袖丈59.0cm
サイズ40 肩幅48.0cm 身幅58.0cm 着丈63.5cm 袖丈60.0cm
Workers K&T H MFG Co.
岡山を拠点にし、主にアメリカ物ワークアイテムを紹介しているブランドです。
実際のアイテムを調べる事はもちろん、そのアイテムを作っていたメーカーや現存する建物にまで足を運び歴史を調べ上げてアイテムづくりのヒントにしています。
生地やパーツにこだわり抜いた商品ながら非常にコストパフォーマンスの高いアイテムが特徴です。