Workers K&T H MFG Co "Open Collar Shirt, Ecru Linen"
久しぶりに登場、オープンカラーシャツ。
厚手のリネン100%。5オンスクラス、リネン独特 のプルプルとした風合い。リネンで気になるのがチクチクですが、この生地はほぼ大丈夫。人に劣らず肌の弱い私が、丸一日首回りに巻いていてもチクチクを感じなかった生地です。コットンとは違う、ハリのある生地の風合い。濃い色にな るほど、アタリが見えやすく、着こんでいった後の風合いも楽しみに成ります。
腰ポケットは携帯電話と小さい財布を左右に入れられるよう2つ。
身幅も大きく、袖丈も長めに設定されています。
若かりし頃、夏場、古着のオープンカラーを好きでよく着ていたので2011年に一度作りましたが、当時は全く市民権を得るにいたらず。
その後、明らかに夏場の超高温化もあり、再度この半そでシャツが求められるようになり再登場させました。
ただ、パターンは微調整を繰り返し大きすぎず、でも2010年頃はやりの小さい襟とも違う。中庸な大きさにしています。
以前作っていたOpen Collarとの変更点。まず全体的にシルエットがゆるい。これは風が体とシャツの間を通り抜けた方が涼しいから。もう一つが腰ポケット。
以前はフラップ付きを片方だったものを左右両方のフラップ無し。大きさも少し大きめ。自分で着てみて「携帯」「財布」、この二つを持ち、かつ夏場はズボンのポケットに入れたくないなという時があったので「だったらオープンカラーシャツの左右にポケットがあれば」というアイデアから形にしてみました。
ポケット口の左右はカンドメで補強。
肩・袖ぐりは細めの巻縫い。このあたり、細くすることでちょっとワークウェアとは違う雰囲気にしつつ、裏見ればロック目が無い、私の好きなきれいな仕上がり。
身頃に入ったタック。これで横方向の寸法を出します。
肩幅はある程度体にフィットしつつ、身頃は肩より「ガバっと」横に大きくする。人間の体や、動いたときに必要なゆとりを作るための工夫です。タックやダーツはデザインだけでなく、機能が伴っているのです。
素材 5オンス・リネン100%
附属 淡水貝ボタン
縫製 総スパン糸
ワンウォッシュ製品 MADE IN JAPAN
15.5 肩幅49.0cm 身幅62.0cm 着丈73.0cm 袖丈28.0cm
16.5 肩幅50.0cm 身幅67.0cm 着丈75.0cm 袖丈29.0cm
Workers K&T H MFG Co.
岡山を拠点にし、主にアメリカ物ワークアイテムを紹介しているブランドです。
実際のアイテムを調べる事はもちろん、そのアイテムを作っていたメーカーや現存する建物にまで足を運び歴史を調べ上げてアイテムづくりのヒントにしています。
生地やパーツにこだわり抜いた商品ながら非常にコストパフォーマンスの高いアイテムが特徴です。