Workers K&T H MFG Co "Lounge Jacket, Loden Cloth, Size 38"
PANT
Workers K&T H MFG Co "Officer Trousers, Standard-Fit, Type2, Olive Chino, Size 32"
VEST
Workers K&T H MFG Co "Cruiser Vest, Beige CL Twill, Size 40"
SHIRT
Workers K&T H MFG Co "Lot 20, Hidden BD, Ecru Poplin, Size 38"
CAP
CAL O LINE "WOOL SILK CAP-2, OLIVE"
TIE
Workers K&T H MFG Co "Silk Knit Tie"
Workers K&T H MFG Co "Lounge Jacket, Loden Cloth"
大物、Loden Cloth。オーストリアLeichtfried(ライヒットフリード社)のウール80/ アルパカ20。ウールなの に撥水がある衝撃の生地。幅の広い生地を強烈に縮絨(縮めて)いるそうですが、この辺り詳しくはまたオーストリアまで行って取材してきますのでこうご期待。袖の滑りを良くするためLoden Cloth のみ袖裏をつけています。大変良い素材・ 規格の生地を空輸して使っているのでお高いです、許してください。どうしても作ってみたかったのです。色は「ローデングリーン」と呼ばれるぐらいでローデンクロスの代名詞のグリーン。緑というよりは、第二次大戦前のオリーブ系ウー ル生地を思わせる色合い。
コーディネートはシンプルに。ジーンズはもちろん、色の合わせさえ気をつければ、Officer Trousers、ブラックジーンズどれにも合わせられます。はずしで合わせるならばベーカーパンツに合わせるのも。インナーはシャツが基本ですが、寒くなればそこに FC Knit(8月) を重ねて。FC Knit Heavy Weight(9月) の ようなカットソー1 枚の上に合わせてもOK。さらにアウターに風を防ぐMountain Jacket やBal Collar Coat を着れば真冬まで対応可能。
Loden Clothは未洗いです。
ジャケット for everyone, everydayを目指しているWORKERSのLounge Jacket。
新品の時はちょっとご飯食べに行ったり、出かける時に。着古してきたらそうして、日々のデイリーウェアに。
今季の目玉、オーストリア・ライヒットフリード社のローデンクロス。撥水性があるウール素材。思ったほど固くない、柔らかくしなやか。バージンウール80、アルパカ20。オンス換算で10.5オンス程度。この生地だけ袖裏をつけています。
左胸ポケットは樽型。補強にカンヌキを入れています。
矢印部分で一度ステッチを切り、ここより上はラペル側を縫い目の表目。ここより下は身頃側を縫い目の表目になるよう、縫う表裏をかえています。
着た時に、ステッチ目のきれいな表目がラペルにも、身頃にも出るようにという仕様。
フロント、カッタウェイがきつすぎず、かといって角形でワークウェアっぽくもならないよう、中庸な線にしています。
特徴的な3面の身頃。通常であればダーツで処理することが多い前ウェストの絞りを三面の縫い目に。ポケットの下に脇巻縫いの縫い目が走る。WORKERSらしさの巻縫いを残したかった、またダーツではなくこの縫い目が「骨」のような役割をしてジャケットの形を保持するのに一役買う・・・と自分では思っています。「ポケットの下に縫い目?固くて邪道だ!」と言われるかもしれませんが、巻縫いの上に普通にポケットを付けられてしまうのが厚物工場の特徴。それを活かした仕様です。
袖口は三巻。ローデンクロスのキュプラの裏地をつけて滑りよくしています。
ローデンクロスもご覧の通り、水をはじきます。もちろん、どちらもぐりぐりすれば水はしみます。そうでないと洗濯できないので。
フロントの大見返し。ポケットの中にはあえて向こう布をつけていません。以前つけてみたことがあるのですが、表にひびいてしまいます。だったら・・・ということでポケットは薄手の袋布だけで作っています。
見返しは脇で縫い目に止めつけています。これも、脇に縫い目が必要な理由です。
素材
表地:10.5オンス・ウール80%アルパカ20%・ローデンクロス
袖裏:ベンベルグ・キュプラ100%
縫製 スパン糸
MADE IN JAPAN
サイズ36 肩幅43.0cm 身幅52.0cm 着丈71.0cm 袖丈64.0cm
サイズ38 肩幅44.0cm 身幅55.0cm 着丈71.0cm 袖丈64.0cm
Workers K&T H MFG Co.
岡山を拠点にし、主にアメリカ物ワークアイテムを紹介しているブランドです。
実際のアイテムを調べる事はもちろん、そのアイテムを作っていたメーカーや現存する建物にまで足を運び歴史を調べ上げてアイテムづくりのヒントにしています。
生地やパーツにこだわり抜いた商品ながら非常にコストパフォーマンスの高いアイテムが特徴です。