Workers K&T H MFG Co "Cruiser Vest, Beige CL Twill"
ビンテージのクルーザーベストを街着として着やすくアレンジした一枚。
腰の大型ポケット、フロントの三日月型ポケット。フロント・バック共に裏地付。本来、ハンティングで獲物を入れたり、 道具を入れて両手をあけるための「道具服」。これを着やすい素材で作りバッグ代わりに。
実際、アメリカ取材にはカバン屋のルボナー松本氏がずっと着ていたのが印象的。左右ポケットには携帯、デジタルカメラ、ハンカチ。三日月ポケッ トに万年筆を挿すのが松本氏らしさです。さらに、内ポケットも左右にあるので収納力は抜群。これ1 枚でカバンを持 たずに出かけられます。
生地は
Lt Cruiser Jacketと同じ、コットンリネンツイル。綿88 麻12サージ(ツイル・綾織生地)。タテ糸綿、ヨコ糸が綿麻の混紡。4 オンス程度で薄めですが、麻が少し入ることで、しゃりっとした手触り。パッカリングも盛大に、立体感が出ています。
製品はOW済です。
ビンテージの
ハンティングベストをアレンジして作りました。まずVゾーン。比較的狭く、かつ直線的。
HETTRICKのベストがバランスとしては近いものがあります。
フロントの三日月ポケット、その開口部に打った補強のカンヌキ。
フロントから入る荷室は出口が他にありません。絶対に取られたく無い物、かつ出し入れを頻繁にしないもの。たとえばパスポートとか、そういった物を入れるのに最適な荷室。
要所は閂止め。今回は配色にしてみました。
正直、WORKERSで製品を作り始めた頃はただ「この形にはこの色の部品」と、レプリカ的なアプローチでしたが、その後何百と服を作るなかで気付きがありました。
毎回、「ステッチはこの色、カン止めはこの色、ボタンはこの色で・・・」と決める事の連続です。そんな時、ふと「ここをあえて配色にしたら雰囲気が変わるか?」とか「何か参考になる古着なり現行品なり、既製品が無いだろうか?」とか。そういった目的を持って、物を見るようになると、徐々にですが、自分がこう感じるには、こういうディテールなんだ、デザインなんだと、理解が深まります。
今は、やっとそういった理解したものを頭に取りこんで、「自分はこの製品にこんな雰囲気を持たせたい、ならば仕様は何をどうすればよいのか」が自然と出てくるようになりつつある段階です。
脇ポケットは大型のポケットの真ん中に仕切りを入れて二室に区切っています。たっぷりとマチをつけているので、厚みのあるものでも収納できます。
素材 4オンス・コットン88%リネン12%・ツイル
附属 椰子ボタン
縫製 スパン糸
MADE IN JAPAN
サイズ36 肩幅36.5cm 身幅50.0cm 着丈61.0cm
サイズ38 肩幅37.0cm 身幅53.0cm 着丈61.0cm
サイズ40 肩幅38.0cm 身幅57.0cm 着丈63.0cm
サイズ表
Workers K&T H MFG Co.
岡山を拠点にし、主にアメリカ物ワークアイテムを紹介しているブランドです。
実際のアイテムを調べる事はもちろん、そのアイテムを作っていたメーカーや現存する建物にまで足を運び歴史を調べ上げてアイテムづくりのヒントにしています。
生地やパーツにこだわり抜いた商品ながら非常にコストパフォーマンスの高いアイテムが特徴です。