Workers K&T H MFG Co "Cardigan Sweater, Faded Black"
新型のカーディガン。自分が小さいころ、おじいさんがこんなカーディガンをシャツの上に着ていました。首にはループタイをつけていましたが、我々が今着るならば、首元に小さなシルクスカーフでも巻いて。
ジャケットを着る程ではない、休みの日のコーディネートに。シャツの上にカーディガンでゆったり過ごし、出かける時はガバっとツイードのBal Collar Coat。
袖ぐりを太目に、中にシャツを着てすっと手が入るようにパターンを調整しています。
ぱっと見ウールのセーターのように見えますが、コットンのカットソーセーター。がっしり厚く、冬でも暖か。でもいつでも洗濯機で洗えるのが強み。
身頃は極厚の天竺。編み組織はT シャツと同じですが、極太糸を何本も編み針に突っ込んで編むことで、ローゲージセーターのような厚みに。生地の裏側を起毛してよりセーターらしさを出しています。
リブ部分、針抜きの中でも抜いた本数が多い、デコボコがはっきり出たもの。針を抜く(デコ ボコをつける)ほど、伸びは良くなりますが戻りも弱くなります。そのバランスを見て適度な針抜き具合。
※注意:太い糸の綿糸を天竺編みをカット(切って)ソー(縫い合わせ)しています。ウールに比べ、綿は糸の繊維の絡み具合が少ないため、着用はじめは若干、その裁ち端部分から綿クズが落ちます。洗濯を繰り返すことで、ワタ落ちは軽減します。製品の特性としてご理解いただきご注文ください。
素材
身頃:コットン100%・16番双糸・引き揃え・4番クラス、14オンス天竺・起毛
リブ:コットン100%・横編み付属
付属 コロゾ椰子ボタン
縫製 総ポリエステルスパン糸
MADE IN JAPAN
M 肩幅49.0cm 身幅57.0cm 着丈70.0cm 袖丈60.0cm
L 肩幅50.0cm 身幅62.0cm 着丈71.0cm 袖丈61.0cm
XL 肩幅51.0cm 身幅67.0cm 着丈72.0cm 袖丈62.0cm
Vネックは深すぎず、浅すぎず。
肩は少し落ち気味。肩を落ち気味にした理由は袖ぐりを大きくして袖通りを良くしたかったから。実際に着てもらえば中にシャツ着てすっと袖が通るのがわかります。
フロントは身頃と同じ生地を別断ちしてオーバーロック+扁平縫い(表がダブルステッチ・裏がロックのような形状)で縫う。裏から見ると・・・
最初のオーバーロック+扁平縫いでもう一度ロック形状で縫うので強度はばっちり。
ネームはカーディガンだけKnit Wearネームに変えました。最初、RAF Sweaterなどと同じミリタリーモチーフのネームを付けましたが、ちょっとラフすぎる。カーディガンらしいもう少し洒落たネームが無いかな・・・と思い探していたら以前、一度だけ使った可愛いネームがありました。
コロゾ椰子ボタン。ポリエステル樹脂にすればもっと安いのですが、身頃のコットンのざっくりした天然繊維の風合いとボタンの風合いも合わせたく、悔いが残らないようコロゾ椰子にしました。
腰ポケット。あっても無くても良いようで、あれば便利。ちょっとカギを入れたり、行き場のない手を突っ込んだり。
袖口リブは「横編み」という、いわゆるセーターを作るのと同じ編み機で編みます。ポイントは編みどまりを作れること。袖先部分が編みどまっています。
Workers K&T H MFG Co.
岡山を拠点にし、主にアメリカ物ワークアイテムを紹介しているブランドです。
実際のアイテムを調べる事はもちろん、そのアイテムを作っていたメーカーや現存する建物にまで足を運び歴史を調べ上げてアイテムづくりのヒントにしています。
生地やパーツにこだわり抜いた商品ながら非常にコストパフォーマンスの高いアイテムが特徴です。