Workers K&T H MFG Co "W&G Jacket, 40/2 High Density Poplin, Olive, Size 38"
PANT
Workers K&T H MFG Co "Officer Trousers, Standard, Type 1, Yarn Dyed Twill, Olive Grey, Size 32"
CAP
HAVE A GRATEFUL DAY "CAP, BOX LOGO, BLACK"
Workers K&T H MFG Co "W&G Jacket, 40/2 High Density Poplin, Olive, Size 38"
PANT
Workers K&T H MFG Co "Baker Pants, Trace MIL-838-D, Surfer Dyed BK, Size S"
HOODIE
RIDING HIGH "EMBROIDERY PARKA, MUSTARD, Size L"
HAT
BUZZ RICKSON’S "HAT, WORKING, DENIM (M-37 Denim Hat)"
Workers K&T H MFG Co "W&G Jacket, 40/2 High Density Poplin, Olive"
皆大好き、Willis & Geiger。ホワイトハンターと呼ばれる、アイコニックなジャケットがあります。
オリジナルは裏地あり、 スタンドカラー・収納フード。丈も長く、フロントはファスナー付き、ポケットももっと多く。W&Gの最高傑作でもありますが、今、私が着るにはToo much と感じる。そこで、身頃のパターンはファティーグジャケットを参考に気軽に着られるものに。ポケットやステッチも減らし、でもW&Gらしさは残るように配置しなおしました。
腰・左胸・袖にはマチ付きポケット。厚みのあるものを収納できる仕様。Nikonの充電器もばっちり収納。この手のマチ付きポケット、米国系ミリタリーではおなじみで、古くは第二次大戦に使われた通称「パラシュートジャケット」でも見られますが、W&Gは実用半分・デザイン半分で取り入れていたようにも思えます。W&G オリジナルはさらに二重ポケッ トにしたりやりたい放題です。
袖は太目。袖口をタックで絞ってカフス始末。開きもつけたので、袖まくりがしやすい。
素材、40 番双糸・平織りのポプリン。コーマ(櫛)ですいて、短繊維は落としながら生地にしているので綿だけどかな りパリッとした手触り。撥水性は、若干。樹脂による撥水加工ではなく、高密度な生地に一瞬撥水はしますが、その後水 は染みます。重さは5.7 オンス程度。いわゆる「通年着られるシャツ」の目付(重さ)。
春先はジーンズの上にT シャツ 着て羽織るシャツジャケットとしての使い方がおすすめ。袖ぐりをゆったり作っているので、秋には少し厚手のカットソーの上にも。
元ネタはW&GのWhite Hunter Jacketですが、ポケットのデザインや素材に影響を受けている程度で身頃のパターンは全く違います。
オリジナルがスタンドカラー、フード収納に対し、WORKERSは普通の一枚襟。
弊社モデルもW&Gが大好きなのですが、「やっぱり、襟が普通だと着やすいですね。ガイガーらしさはなくなりますが」だそうです。
左胸はマチ付きポケット。Nikonの充電器が入るぐらいの厚み。
右胸、オリジナルは薬莢の入るタテに仕切りがあるポケットですが、私はこのジャケットをハンティングに使ってほしく無いので仕切りは無くし、あくまで「ユーティリティなポケット」と考えています。
腰ポケットもフラップ+マチ付き。そろそろお気づきでしょう、W&Gのデザインは何もかもがToo muchなのです。「これでもか!!!」という手間のかかる仕様ばかり。だからこそ、それほど古くない(といっても30年以上前ですが)のに古着自体にも流通価格がつくような状況です。ある意味、アメリカがITではなく単純な製造業で最後の輝きを持っていた時代の服とも言えます。その後、W&G自体も製造をどんどんアジアに変えてしまったので、刻々と状況が変わる中で生きていたブランドなのだなという事がわかります。
袖口はWORKERSでおなじみ、BIGYANKのカフスから着想を得てアレンジを繰り返している物。開きもつけているので袖をまくることもできます。
左袖についたポケット。ここにまでマチ付き。正直「何を入れる?」と言われると困るのですが。やはり「デザイン」ですね。
W&Gは広告などで各部の機能性をアピールしています。ただ、ミリタリーウェアのように機能性を求めた結果のデザインではないと私は思うのです。そういった、過去のミリタリー・ハンティングのような機能性を求めた結果の仕様、デザインを「どこまで盛り込めるか選手権」した結果のデザイン。ある意味、デザイナーウェアに近いような、デザインの方法を私は感じ取ります。
「ミリタリー」「アウトドア」「ハンティング」といった要素を、Too muchなまでに盛り込む。デザイナーズウェアで何かをテーマにしてそれを膨らませる。あのやり方だと思います。
素材 5.7オンス・コットン100%・40双糸ポプリン
縫製 総スパン糸
MADE IN JAPAN
38 肩幅48.0cm 身幅58.0cm 着丈74.0cm 袖丈61.0cm
40 肩幅50.0cm 身幅62.0cm 着丈75.0cm 袖丈61.0cm
Workers K&T H MFG Co.
岡山を拠点にし、主にアメリカ物ワークアイテムを紹介しているブランドです。
実際のアイテムを調べる事はもちろん、そのアイテムを作っていたメーカーや現存する建物にまで足を運び歴史を調べ上げてアイテムづくりのヒントにしています。
生地やパーツにこだわり抜いた商品ながら非常にコストパフォーマンスの高いアイテムが特徴です。