Workers K&T H MFG Co "Boa Jacket, Brown"
ザ・カジュアル!たまにはWORKERSもこんなラフな物を着たく、作りたくなります。 古着でおなじみのボアジャンですが、微妙に違うアイデアを混ぜています。
形自体はMARVERICK でおなじみのシンプルな物。サードタイプにしたい所、あえて簡素なデザインに。
他方、ネームのデザインやボタンのデザインは王道。これもマニアックな事を言えば、スナップは二本爪タイプ。
マウンパと似てますが、それとはサイズの違う物を。このあたり、単純に古着に近くして雰囲気をというのもありますが、ボアに噛みこんでしまわないよう、スナップメス部分の形状を大きい物をという意味合いもあります。
袖裏はボアではなくキルト。袖を通しやすい、つるっとした手触り。
コーデュロイは細畦で、軽い物を。服の状態で38 サイズ/900g 程度とできる限り軽く作っています。逆に、今月登場のFCD Jacketは超高密度で重いコーデュロイ。 生地は、重い・糸の密度が高い程確かに値段は高くなります。(極端に細い・薄い生地もまた高価ですが)基本的に、素材を多く使っている分値段が高いのです。でも重ければ良い物か?というと、それは作ろうとしている形、機能に合っているかどうかがポイント。今回、Boa Jacket は軽く作りたかったのです。古着でいくらでも見つかる世界ではあるのですが、今の感覚からするとちょっと重い&硬い。だったら 軽くやわらかく作りたい、そんな考えからこの軽いコーデュロイを選びました。
製品はノンウォッシュです。家庭洗濯可能です。デニムジャケット・ボアジャケットともに防縮加工が入っているので天日干しであれば縮みはわずかです。
見るからに暖かい印象の襟周り。ボア自体アクリルが主なので肌に触れてもチクチクまではいきません。ただ、汚れやすい部分でもあるのでモックネックはベストマッチです。シャンブレーシャツのようなワークシャツにも最適。
ボタンを閉じるとこんな感じに。襟が前中心まで来ていないのが特徴。
ついつい作ってしまいます。ボアジャンと言えばこのネーム。
ついつい作ってしまう、パート2。60-70年代っぽいスナップをオリジナルデザインで作りました。
ついつい作ってしまう、パート3。ラングラー・マーベリック系でおなじみのこんなネーム。
袖口はワークシャツ・ビッグヤンクのカフスであるような開きが無い始末。
スナップはクラシックな二本爪タイプ。マニアックな事を言うと、径が大きい物を使いボアが噛みこみにくいようにしています。径が小さいと、ボアの中に埋まってしまい、毛が噛みこんでうまくしまらなくなるのです。
最後まで悩んだのがこのポケット。参考にした古着もこんな中途半端な大きさ。手がギリギリ入るぐらい。
これ、丈をもっと長くすれば余裕で手が入りますが、そうすると、もっとワークジャケット(Lee 91-Bとか)のようになってしまい印象が変わります。
最後は、短めの着丈、カジュアルな雰囲気を重視してポケットの機能性は最低限としました。
ウェストの調整タブ。正直機能性は微妙・・・ですが、デザインのアクセントにもなっています。帯付けは専用ミシン&金具(ラッパ)で。このあたり、外せません。
ウェストの調整タブ。正直機能性は微妙・・・ですが、デザインのアクセントにもなっています。帯付けは専用ミシン&金具(ラッパ)で。このあたり、外せません。
袖裏は滑りの良いキルト。身頃のボアをそのまま使うと引っかかるので。
素材 表地:8.5オンス・コットン100%・コーデュロイ
身頃裏地:ボア ポリエステル65%/コットン35%
袖裏:キルト ポリエステル100%
附属 二本爪式スナップボタン
縫製 スパン糸
MADE IN JAPAN
36 肩幅45.0cm 身幅55.0cm 着丈63.0cm 袖丈64.0cm
サイズ表
Workers K&T H MFG Co.
岡山を拠点にし、主にアメリカ物ワークアイテムを紹介しているブランドです。
実際のアイテムを調べる事はもちろん、そのアイテムを作っていたメーカーや現存する建物にまで足を運び歴史を調べ上げてアイテムづくりのヒントにしています。
生地やパーツにこだわり抜いた商品ながら非常にコストパフォーマンスの高いアイテムが特徴です。