Workers K&T H MFG Co "Lounge Jacket, USMC Chino, Size 40"
PANT
Workers K&T H MFG Co "Officer Trousers, Regular Fit, Type2, USMC Khaki, Size 30"
T-SHIRT
Workers "Running Cat T, Ecru, Size M"
Workers K&T H MFG Co "Lounge Jacket, USMC Chino, Size 38"
PANT
Workers K&T H MFG Co "Officer Trousers, Vintage, Type 2, USMC Khaki, Size 32"
T-SHIRT
LIFE WEAR "HEAVY WEIGHT POCKET T-SHIRTS, WHITE, Size M"
CAP
UNCLE PAULIE'S "SNAPBACK CAP, BLACK"
Workers K&T H MFG Co "Lounge Jacket, USMC Chino"
毎年おなじみ、Lounge Jacket ですが今年は大きく仕様が変わりました。
1. 身頃のパターンが前・脇・後ろの三面体から、前・後ろの二面に。脇の絞りはダーツに変更しています。
2, 袖、前振り&ひねりのパターンを弱くしました。
3, 内ポケットを前見返しにある量玉縁から、腰ポケット裏に別布で縦長形状に変更しました。以前の量玉縁の場合、チノのような素材でどうしても玉縁布が表、身頃側に響く。毛芯等でカバーをして、響きを押さえる方法も考えましたが 今度は全体に厚みが出てしまう。そこで、見返しの量玉縁を無くす。ポケット自体は縦長にして、腰ポケットの裏に。 iphone がちょうど入る寸法です。
定番10オンスチノがNavy とUSMC Khaki、袖裏無し、一番シンプルな仕様。洗って、着てを繰り返して、ラフに使えるジャケット。製品はOW済です。
ジャケット for everyone, everydayを目指しているWORKERSのLounge Jacket。 新品の時はちょっとご飯食べに行ったり、出かける時に。着古してきたらそうして、日々のデイリーウェアに。
素材は10オンスネイビーチノ。光沢感があり、いわゆる定番素材。でも埃がつきやすいので、コロコロを使いましょう。 同じチノでもホコリが目立ちづらいUSMC Khaki。 ワ
同じチノでも起毛がかかって、少し薄いBrushed Chino。ソフトな手触り。ネイビーとオリーブ。
今期の目玉素材は葛利毛織工業、ダブルクロス(タテ二重織)の生地をさらに、ダブルクロス(表・裏、いずれも表地を真ん中で接結している)ウール生地。
葛利さんというと「ウールをシャトル織機だけで織っている」である意味有名ですが、今回の生地は規格自体にも意味があります。
本来、厚手の生地というと、そもそも太い糸を使って織るのが普通の考え方ですが、そこをあえて「60番双糸」(本来、夏用の薄いトロピカルやサージを作るような糸)という細いウール糸で、超高密度・二重織・ダブルクロスという方法で厚み・目付を出しています。なぜ、こんな手間のかかることをするか?
細い糸=原料がひらたく言うと「良く」ないと作れない。繊維が長く、細くないと作れないわけです。これで厚みのあるがっしりした生地を作る理由は、最後の「加工」の為でもあります。生地は織った後に、基本的に洗い加工が入ります。その時に、今回の生地は「カシミアタッチ」になるよう、ウールのスケール(ウールの糸の外側のうろこ状の部分)の形を変化させます。ウールのチクチクの原因の一つはこのスケール。以前は、スケールを樹脂でつぶしたり、そもそも取ってしまうというぐらいしか加工方法が無かったのが、最近はスケールの形自体をコントロールできるようになり「カシミア風」に変えたりできるようになってきたそうです。ただ、元の素材が良くないと、いくら加工してもカシミアタッチの手触りにはならない。そのため、今回、わざわざ細い、いわゆる「良い糸」使って、厚みのある生地を、あの手この手で作っているのです。
襟裏は表共地。芯止めのステッチを一本入れています。
Brushed Chino、起毛といってもわずかな起毛。触ってみて初めて起毛感がわかる程度です。
胸はパッチポケット。ダブルステッチで、内側には補強のカンヌキ入り。
矢印部分で一度ステッチを切り、ここより上はラペル側を縫い目の表目。ここより下は身頃側を縫い目の表目になるよう、縫う表裏をかえています。
着た時に、ステッチ目のきれいな表目がラペルにも、身頃にも出るようにという仕様。
2020年のLounge Jacket、パターンの変更点その1。以前は巻縫いがあった部分、ここをダーツに変更しました。
そのため、大見返しの止めは縫い目ではなくダーツに止めています。
変更点その2。大見返しにつけていた玉縁ポケットを無くし、携帯電話やカードなどを入れるポケットは腰ポケット裏に。
大見返しにつく玉縁ポケット、表地が薄いとどうしても外から見た時、生地に響きます。毛芯でカバーする方法も考えましたが、それをやるとLounge Jacket独特の柔らかさ、軽さがなくなる。そこで、見返しにつけた内ポケットを無くし、内ポケットを腰ポケット裏の隠しに変更しました。
内ポケットの生地色はもう少し表にあったものに変更予定です。
パターンの変更点、その3。袖のパターンを描きなおしました。WORKERSおなじみの前に振るだけではなく、ねじりが入ったもの。このねじりを弱くしました。
今季は、いろいろな袖を試しています。
Lounge Jacketはねじりを半分程度に弱く。9月納期のMoonglow Jacketはさらに弱く。逆に、Cruiser Jacketは以前と同じ、ねじりが強く入ったパターンです。
素材 10オンス・コットン100%・チノクロス
附属 尿素ボタン
縫製 スパン糸
MADE IN JAPAN
38 肩幅44.0cm 身幅54.0cm 着丈70.0cm 袖丈61.0cm
40 肩幅45.0cm 身幅57.0cm 着丈72.0cm 袖丈62.0cm
Workers K&T H MFG Co.
岡山を拠点にし、主にアメリカ物ワークアイテムを紹介しているブランドです。
実際のアイテムを調べる事はもちろん、そのアイテムを作っていたメーカーや現存する建物にまで足を運び歴史を調べ上げてアイテムづくりのヒントにしています。
生地やパーツにこだわり抜いた商品ながら非常にコストパフォーマンスの高いアイテムが特徴です。