Workers K&T H MFG Co "FWP Trousers, Indigo Linen"
長い変遷の末、元になった 「FWP」 「Fatigue Pants Without Cargo Pocket」 が今ではわからなくなっていますが、このパンツは軍パンのFatigue Pants から脇ポケットを取り去ったものがスタートでした。
夏にはける、ゆったりと、薄手で、ウェスト調節にベルトの要らないパンツ。そこで、Fatigue Pants を作ったのですが、 脇のカーゴポケットが着る機会を選ぶ。そこで「Wituout Cargo Pocket」が始まりました。
22SS は裾を21 センチ近辺。 昨年21SSは裾幅18.5 センチでかなりきついテーパードだったのを、ごく普通のストレートシルエットに変更。自分でも夏は本当にFWP Trousers ばかりで、そろそろテーパードではないストレートシルエットも着たいなと思ったので。
リネン、5.5 オンスほど。リネンというと嫌なのはチクチク感。私自身、チクチクする服は着ていて具合が悪くなります。最初にこのリネンを作った時はいてみて、ほぼチクチクは無い。(足の脱毛してると違うかもしれませんが)ただ、丸一日座りっぱなしだとどうしても腿の裏あたりに若干の違和感を夕方には感じました。そのため、家で洗う事数回。色移りがするので単独で洗ってください。結果、ほぼその座りっぱなしのチクっと感も感じなくなりました。ただ、私自身の実体験からの感想なので、「それでもチクっとは怖い」という方は是非コットン生地を選んでください。
またこちらは
Relax Jacketとセットアップの着用が可能です。
タックが入ってゆったりとした腰回りに、フラップが「ちらっと」映えます。
つい協調したくアップでもう一枚。脇のポケットを縫い目利用に変えるともう少し楽になるのですが、そこは「手の入れやすさ」重視で斜め切り替え。でも、その切り替え角度を変えて、フラップが入るスペースを確保しています。
フロントはジップフライ。YKKのYZIP。これがビンテージのカムロックファスナーに良く似た形・使い心地で私は大好きです。「YZIP」という刻印もかわいい。
フロント上前、帯を長く縫って折り返す。端は千鳥ミシンでロックの代わりにして始末。
膝に入ったタック。これが「Fatigue Trousers」を元にして、そこから「Without Cargo Pockets」した名残の部分。だから「FWP」なのです。
膝にタックがあると、どこかカジュアルな雰囲気が出ます。
FWP Trousers、もう一つの特徴。ウェスト調節にFatigue Trousersではおなじみのテープ&金具。この組み合わせが絶妙で、すっと調節できて、金具は滑っていかない。金具のテープが通る部分の幅、テープの厚み、テープ表面と金具の摩擦のちょうどよさ。これが相まっての使い心地。
私自身は、このバックルは楽で夏はベルトなしでFWP Trousersばかりはいてしまいます。が、ベルトをしたい!という方もいるだろうという事で、ループはつけています。バックルが邪魔だなという時は、テープはカッターナイフを使えばきれいに取る事が出来ます。カンドメで止めている部分に、横からカッターナイフの刃を当ててください。
ウェストの調整金具。通称「USバックル」と呼ばれています。これがテープの厚みと相まって、しっかり止まります。
素材 : 5.5オンス・リネン100%・平織り
附属 : YZIP/尿素ボタン
縫製 : ポリエステルスパン糸
MADE IN JAPAN
S ウエスト82.0cm 股上(前32.0cm, 後42.0cm) レングス80.0cm ワタリ幅36.5cm スソ幅21.5cm
M ウエスト87.0cm 股上(前32.5cm, 後42.7cm) レングス80.0cm ワタリ幅37.5cm スソ幅22.0cm
L ウエスト92.0cm 股上(前33.0cm, 後43.4cm) レングス80.0cm ワタリ幅38.5cm スソ幅22.5cm
Workers K&T H MFG Co.
岡山を拠点にし、主にアメリカ物ワークアイテムを紹介しているブランドです。
実際のアイテムを調べる事はもちろん、そのアイテムを作っていたメーカーや現存する建物にまで足を運び歴史を調べ上げてアイテムづくりのヒントにしています。
生地やパーツにこだわり抜いた商品ながら非常にコストパフォーマンスの高いアイテムが特徴です。