Workers K&T H MFG Co "Lounge Jacket, Light Chino, Sand Beige"
以前から 「作らないのですか?」 「作りましょうよ!」とご要望が多かった、春夏バージョン・薄手素材で作るLoungeJacket。せっかく作るならと仕様も新しく。
ビンテージのSweet Orr、おそらく「ノーフォークジャケット」と呼ばれる四つポケットのデザインをもとしました。ポケットつけもオリジナルを参考に、部分的に地縫いを入れています。
フロント見返し、秋冬のLounge Jacketでは脇の縫い目まで伸びる大見返しを、いわゆるカバーオールのような身頃たたきつけに変更。より軽く、カバーオール的な着やすさ、気安さを狙って。
袖裏が無い分、中に着たシャツが引っかからないよう袖は少し太め。シャツの上はもちろん、Tシャツの上にも着られるラフな素材、仕様。でも、型紙のベースはLounge Jacketで、前ぶりのある袖、丸みのある身頃。シャツの延長線上で作られた物とは違う、「ジャケットらしさ」をキープしたシルエットです。
素材は7オンスクラスのチノ。定番の10オンスよりは薄い、でも5オンスになってしまうとチノというよりはシャツ生地・ツイルという風合いになってしまう。ギリギリ「チノ」と感じる厚みのライトオンスチノ。巻縫い、ポケットつけ、見返しつけ、ステッチ部分に立体的な皺が出るのがライトオンスチノの良さ。SandBeige、Oliveは4月納品のFWPTrousersと、セットアップにもなります。
製品はOW済です。
春夏向けに薄手の生地でLounge Jacket。以前から作ってほしいと言われていたのですがせっかく作るからにはデザインを変えて。
4ポケットは、Sweet Orrのノーフォークジャケットから着想を得ています。ラペルの形状も少し変えて、角度をより上向きにあげています。
ネームもライトな雰囲気に合わせて、プリントネームに変更。
地縫いを途中でやめて、脇側は奥をたたいたポケット。本来、ぐるりと地縫いして、たたくのですがそれだとかなり生産効率が悪い。できなくはないけれど、工賃が高くなってしまう。そんな時に、古着のSweet orrをよく見ると、部分的にこの地縫いをしていないのです!これは面白い仕様だと思い採用。
ダブルステッチほどワークワークしていない、でも、ぐるり地縫い+抑えステッチほど作るのに時間がかからない。脇側にポケットの陰影が出て、ポケット自体の存在感も増す、面白い仕様です。
腰ポケットも胸と同じく、途中まで地縫いをかける始末。ポケットの上部、ダーツがあります。今回の型紙は今までのLounge Jacketと違い、身頃は二面体。そこにダーツを入れてウェストの絞りを作っています。
肩も同じく巻縫い。袖ぐりはパイピングで山部分に倒しステッチあり。
素材 7オンス・コットン100%・チノクロス
附属 コロゾ椰子ボタン
縫製 総スパン糸
ワンウォッシュ
38 肩幅44.0cm 身幅54.0cm 着丈70.0cm 袖丈62.0cm
40 肩幅45.0cm 身幅58.0cm 着丈72.0cm 袖丈63.0cm
Workers K&T H MFG Co.
岡山を拠点にし、主にアメリカ物ワークアイテムを紹介しているブランドです。
実際のアイテムを調べる事はもちろん、そのアイテムを作っていたメーカーや現存する建物にまで足を運び歴史を調べ上げてアイテムづくりのヒントにしています。
生地やパーツにこだわり抜いた商品ながら非常にコストパフォーマンスの高いアイテムが特徴です。