BUZZ RICKSON’S "RAINCOAT, NYLON-RAYON, BLUE-157"


BUZZ RICKSON’S "RAINCOAT, NYLON-RAYON, BLUE-157"
1950年代前半アメリカ空軍に採用された当時の最先端素材ナイロンをレーヨンと混紡したレインコートの復刻です。 

アメリカ空軍の衣料品といえばフライトジャケットに目を奪われがちですが、下士官が公の場で着用する被服ももちろんながら存在しヴィンテージ市場でも高値で取引されています。

1950年代前半に採用されたこのレインコートはポケットの袋地に付いたメインラベルのタイトルには品名、組成、色に至るまで表記されており、黒地に金刺繍が古き良き時代の軍衣料品である事を物語っています。
一般衣料品においてナイロンが登場する前のレーヨンコートはコットンとレーヨンの混紡でサテン織りにして水滴を弾く工夫がされていました。
1940年代になるとナイロンが開発され、時代の最先端素材は早速軍に投入されました。
軽量でありながら強度面にも優れ、且つ撥水性も優れたナイロンはしなやかなレーヨンと混紡する事でレインコートに最適な素材と考えられたようです。
ポケットはコートの下に着用したポケットにも手が入るよう貫通式で機能的なディテールを持っています。
また裏地の使用は随所にパイピングが施してあり、現在でも通用する機能性と手間を惜しまない凝った作りは大量生産では無いことを裏付ける丁寧な仕様です。
シェルカラーは雨にぬれても分かり難い紺色のシンボルカラー”エアフォースブルー”を採用している点が空軍のプライドが伝わってきます。
MATERIAL: 60%RAYON/ 40%NYRON, MADE IN JAPAN
36 肩幅48.0cm 身幅64.0cm 着丈105.0cm 袖丈64.0cm
38 肩幅49.0cm 身幅67.0cm 着丈107.0cm 袖丈66.0cm

BUZZ RICKSON'S
数々の傑作衣料の中でも、さらにその最高レベルに位置するのが"FLIGHT JACKET"であることに異論はないでしょう。飛行士の命を守るため、国の威信をかけ、莫大な開発費用と計り知れない数々の実験、そして膨大な労働力をもって究極のユニフォームは開発されました。時代の最先端素材と縫製技術、細部に至る知恵と工夫。飛行士達を夢中にした見栄えの良さ。このような"FLYING CLOTHING"の先進性と合理性は、現在においても民間衣料に多大な影響を与えています。
時は1993年、"FLIGHT JACKET"の歴史と誇りを追求する最強のブランドが誕生しました。"BUZZ RICKSON'S"。その復刻作業は、スペック、素材、フォルム、パーツに至るまで徹底的にこだわり、一着一着にクラフトマンシップを込め、本物だけが持つ魅力に肉迫します。映画「戦う翼」の劇中でスティーブ・マックィーンが演じる役名に由来する“BUZZ RICKSON'S”は1993年、大空に向けて飛び立ちました。

徹底的な素材分析がBUZZのブランドポリシー
BUZZ RICKSON'Sはフライトジャケットの真のレプリカを作ることを目指しています。そのため、現存するヴィンテージを徹底的に分析・研究しているのです。中でも素材、特に織布系素材の復元には力を入れています。まず当時の素材を、繊維構造や紡織方法に至るまで時間をかけて解明することから始めています。例えばナイロンであれば、赤外線を当てたときの変化を見る「赤外線分光分析」や、どのくらいの温度で溶けるかを見る「融点測定」などを行うことで、それが、何種類も存在するナイロンのうちのどれに当たるかを特定するわけです。こうして素材を特定できても、特に特殊な素材の場合、すでに生産されておらず、手に入らないことがわかり、そこで、その素材を自分たちで作ろうと試みたのです。ところが今度は、現在使われている紡織機では構造上作れないことが判明しました。そのため、古い紡織機を探し出し、壊れていたり調子が悪かったりする部分を分解・修理して、ようやく、思うような素材を織れるまでになったのです。
型番 BUZZ RICKSON’S #BR14403
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