Workers K&T H MFG Co "Baker Pants, Slim Fit, 8 oz Reversed Sateen, OD"
コーディネートの定番、ベーカーパンツ。正式には「Trousers Cotton Sateen」。シルエットは二種類。
スリムはWorkers Officer Trousersが大元の型紙ですが、バックにダーツがありません。少し大き目のウェストで、ボタンを締めるとヒップは適度なゆとりがある狙ったシルエットになります。
今回、春・夏向きに定番のバックサテンよりも少し薄い8 オンスを加えました。色は10オンスより少し薄いというか、どす黒くない。織り糸自体細く、目も細かいので若干針たちが悪い。普通に縫っても、縫った部分が白化しています製品詳細でご確認ください。製品はOW済です。
左、10オンスのMIL-Reversed Sateen。右、8オンスのReversed Sateen。
左、10オンスのMIL-Reversed Sateen。右、8オンスのReversed Sateen。8オンスの方生地表面の目が細かい、その分針たちが悪いので表からステッチを打っても白化しているのがわかります。
フロント、俗称「ベーカーパンツ」でおなじみ、フロントにたたきつけのポケット。これが意外と曲者で、ウェストが小さいサイズになった時ポケットとしての機能を確保しようとすると身頃の幅が足りなくなります。グレーディングは、ポケット幅は出来る限り死守、そのうえで身頃と折り合いつけて、フロントヒヨク幅ギリギリまでポケットがせり出していきます。
腰裏環縫い+トップボタンホール裏が厚みが出すぎないよう中に入る生地をそいでいる。ノウハウが詰まっている部分です。
サイズネームはミリタリー「風」で。
バックは2ポケット+フラップ。ポケットを取り付け部分より少し大き目に作っているので手が入れやすい。ゆとりができて、それがポケットに皺として見えます。
ベーカーパンツはヒップにダーツがありません。なので、モデルが着ているのを見てもウェストボタンをしめない状態でジャストにすると若干、尻がきつそう。本来は、少し大き目を、ボタン締めてはいた方がより快適にはけます。ただ、生地は伸びるものなので、このあたりは、微妙な問題でもあります。おそらく、このモデル、いつもジーンズで31-32、ベーカーはSをはきます。このベーカーもしばらくはけば、伸びるのでそうするとちょうど良くなるようにも感じます。
そのウェスト調節ボタン。もし、「伸びたな、まだゆるいな」と感じたら、ボタンを取ってさらに内側に移動して付け直してください。ちょっと面倒ですが、ベーカーはベルトしないで楽にはきたいのでお勧めです。
素材 8オンス・コットン100％ 硫化染めバックサテン
附属 尿素ボタン
縫製 総綿糸
MADE IN JAPAN
S ウエスト83.0�� 股上(前29.5cm,後39.0cm) レングス79.0cm ワタリ幅32.0cm スソ幅20.0cm
M ウエスト88.0�� 股上(前29.5cm,後39.7cm) レングス79.0cm ワタリ幅33.0cm スソ幅20.5cm
Workers K&T H MFG Co.
岡山を拠点にし、主にアメリカ物ワークアイテムを紹介しているブランドです。
実際のアイテムを調べる事はもちろん、そのアイテムを作っていたメーカーや現存する建物にまで足を運び歴史を調べ上げてアイテムづくりのヒントにしています。
生地やパーツにこだわり抜いた商品ながら非常にコストパフォーマンスの高いアイテムが特徴です。
