Workers K&T H MFG Co "Cruiser Vest, Cotton cordlane Navy"
息の長い製品になったCruiser Vest。
ビンテージのハンティングベストをデザインソースに、街着として着やすい素材・サイズ感にアレンジしています。
腰の大型ポケット、フロントの三日月型ポケット、内ポケットが左右に二つ。フロント・バック共に裏地付。本来、 ハンティングで獲物を入れたり、道具を入れて両手をあけるための「道具服」。これを着やすい素材で作りバッグ代わりに。
19SSでは左右非対称デザインを取り入れました。腰ポケット、左側はおなじみの大型ポケットを真ん中で二つに分けたもの。右側はその大型ポケットを真ん中で分けず、大きな一室としたもの。入れる人はいないでしょうが、クレ556 の 缶がそのまま入ります。フロントの三日月も左身頃側のみ。左利きの人には申し訳ないのですが、右利きの場合入れるのは圧倒的にこちら側が多いのと、全体的に左右非対称のデザインで統一したかったため。携帯、メモ帳、財布、すべてこ のベストに入ります。
コードレーンは4.7 オンスでCL Clothよりはちょっと厚い。ただ、FWP TrousersやBlazer/Sport Coatで使っているハイカウントコードレーンよりも軽い物。同じコードレーンでも二重使いする品番は薄手のものを選んでいます。
Cruiser Vest、T シャツの上に良く似合う。 涼しげな夏素材のコードレーンもアウトドア的デザインとのミスマッチながらこれはこれで良く合います。
製品はOW済です。
Cruiser Vest、フロントのV字は中に襟のあるものを着ても、無い物を着ても収まりが良いように、深すぎず、浅すぎずの線を描いています。
ネームはアウトドアウェアをモチーフにしている製品らしいものを。
ボタンはコロゾ椰子。化学的に作られた樹脂とは違う、天然素材の持つ風合いをこの品番では大事にしています。
要所は閂止め。これも機能であり、アウトドアウェアらしいデザインでもあり。カンドメ一つでも、ドレスウェア的な物に使う時は幅を細目にしたり、逆にワークウェア・アウトドアウェアではいかにも「カンヌキで補強している!」事がわかる意味合いも込めてふり幅を広めにしたり。私自身も仕様書で指示しますが、それ以上に「この製品にはこのカンドメだよな」とわかってやってくれるのが、私が頼んでいる工場さんたちの強みです。皆、基本的に服が好きだし、興味もある。単に仕事でやっているというよりは、そこに趣味性があることをわかっています。
素材 4.7オンス・コットン100% コードレーン
附属 コロゾ椰子ボタン
縫製 スパン糸
MADE IN JAPAN
サイズ38 肩幅37.0cm 身幅53.0cm 着丈61.0cm
サイズ40 肩幅38.0cm 身幅57.0cm 着丈63.0cm
サイズ表
Workers K&T H MFG Co.
岡山を拠点にし、主にアメリカ物ワークアイテムを紹介しているブランドです。
実際のアイテムを調べる事はもちろん、そのアイテムを作っていたメーカーや現存する建物にまで足を運び歴史を調べ上げてアイテムづくりのヒントにしています。
生地やパーツにこだわり抜いた商品ながら非常にコストパフォーマンスの高いアイテムが特徴です。