Workers K&T H MFG Co "UL Sweat Shirt, Foliage"
Ultra Light裏毛(スウェット生地)。薄く、軽いスウェット生地は編みのテンションもゆるく、ふんわりと。表糸30番/中糸60番/裏糸16番で起毛なし。今年もパターンの微調整を行いゆるすぎない、でもつまり過ぎても見えないネック周り。フライス(リブ)で巻くことで頭を通すときは伸びる、でも着た後はきゅっとつまる。
身頃は、デザインを変更して裾周りはリブ無し。その分、伸びやすくなるので裾に向かってバストからのラインを絞っています。全体のイメージはスウェットよりもロンTに近い。でも生地はスウェット(裏毛)でTシャツ生地(天竺)より少し保温性がある。
縫製糸も今シーズンはスパン糸。強度が高く、縫い目自体も綿糸より伸びづらい。身頃に合った色を合わせて縫っているのでステッチがしずみシンプルなイメージ。製品はノンウォッシュです。
ウルトラライト、とても軽い裏毛(スウェット)生地で作った裾にリブの無い丸首スウェット。シンプルなだけに気にしたのがバランス。
薄くてキックバック(戻り力)がちょっと弱いこの素材、なので、首にフライス(リブ)をつける。首周りの寸法が大事で大きいと頭は通りやすいけどラフに見えすぎる。かといって、つまり過ぎてるのも今の感覚ではない。そのギリギリのバランスを考えてサンプルを作ってはパターン修正を繰り返しました。
論より証拠。中に着た丸首Tシャツがギリギリ見える。これ以上小さくすると頭が通らない。ギリギリの寸法。
ネックはバインダーと呼ばれる、パイピング状にリブで巻く仕様。縫い目はフラットシーマー。地味な部分ですが、今回からステッチをすべてスパン糸に。これも、伸びを止めるため。
特徴的なデザイン、裾にリブが無い。そのままだとそっけないので、脇に向かってちょっとラインを上げています。着ると収まりの良さがわかります。
すごく地味な部分だけど大事なカンヌキ。フラットシーマーのほつれ防止。
袖の脇部分にはガゼット(マチ)を。ここも稼動することで伸びやすい部分なので、身頃の裏毛より伸縮性があるリブ(フライス)を切り替えて。
見た目にはわかりづらい部分ですが、ロックを先に一度かけてから、さらに表から裏振りミシンで縫う。要するに二回縫って伸びづらいように。
素材 ウルトラライト裏毛 約7オンス・コットン100%
縫製 総スパン糸
ノンウォッシュ製品 MADE IN JAPAN
サイズ36 身幅49.0cm 着丈65.0cm 裄丈82.5cm(リブを折り返し76.5cm)
サイズ38 身幅52.0cm 着丈65.0cm 裄丈85.0cm(リブを折り返し80.0cm)
サイズ表
Workers K&T H MFG Co.
岡山を拠点にし、主にアメリカ物ワークアイテムを紹介しているブランドです。
実際のアイテムを調べる事はもちろん、そのアイテムを作っていたメーカーや現存する建物にまで足を運び歴史を調べ上げてアイテムづくりのヒントにしています。
生地やパーツにこだわり抜いた商品ながら非常にコストパフォーマンスの高いアイテムが特徴です。