Workers K&T H MFG Co "Pique Jacket, Type 1, Beige"
ファーストタイプのデニムジャケットをピケで作りました。
古着ではピケというと60年代以降、あったとしてもサードタイプが多いのですがそこをあえて古い形で。ただシルエットはWORKERS流に着丈少し長め、肘から先が細めとすっきりしたものに。
もともと、16SSで作ったGジャンを気に入ってよく着たのですが、最近下にジーンズをはくことが多く、ジーパン・ジージャンは中々難易度が高い。だったらカラー物を上に持ってくれば合わせが楽だろうということが着想。ピケは防縮が入っ ているのでデニムとはパターンを変えて、でも最終的に洗い上がりの寸法はデニムとほぼ同じになるようにしています。
インナーにシャツはもちろん、AB Border, Plain といったロンT、USN セーターを1 枚で着 た上にも。
製品はOW済みです。
デニムと同じ型紙では襟が大きくなってしまいます。あちらは収縮率が入っているため。微調整して、今回も大きくなりすぎないようバランスを考えた襟。
日本人は欧米人ほど首が長くなく、また首から胸周り自体肉がありません。それに合わせて襟腰、襟先の長さを微調整してあります。
ピケは11オンス。そもそもデニムより少し薄いのでフラップ裏は切り替えず表地で。
巻き縫い部分。同じミシン・同じ糸を使っていますが縦方向・横方向で目の出具合が違う。こういう部分が、最終的には立体感になる(と信じています)。
YKK渾身のめっき、刻印を入れたボタン。
YKKスタンダードがあって、本来この淵の盛り上がり部分はもう少し太くなるのですが、そこはあえて「ビンテージを見ながらそっくりに!!!」と熱いお願いをして刻印してもらいました。
フロントはプリーツ入りのファースト・セカンドタイプ。生地にミミは無いので三巻始末。
袖口部分。きっちりまくって着る事もできるよう、開きは短くしていません。
ボタンを締めたり、開けたり。袖をそのまま着たりまくったり。表情をつけて着てみてください。
表地が防縮加工がかかっている分、革ラベルが縮んで皺が出ています。ドレスウェア的にはNGですが、私の好きなアメリカンカジュアルではわくわくする部分。
ウェスト部分のフィット感調節はボタンとタブ。ファーストライプであればシンチバックがおなじみの仕様ですが、物を気づ付けたくないのであえてセカンドの仕様を取り入れています。
素材 11オンス・コットン100%・ピケ
縫製 総スパン糸
MADE IN JAPAN
サイズ36 肩幅43.0cm 身幅50.0cm 着丈61.0cm 袖丈61.0cm
サイズ38 肩幅44.0cm 身幅53.0cm 着丈62.0cm 袖丈62.0cm
サイズ表
Workers K&T H MFG Co.
岡山を拠点にし、主にアメリカ物ワークアイテムを紹介しているブランドです。
実際のアイテムを調べる事はもちろん、そのアイテムを作っていたメーカーや現存する建物にまで足を運び歴史を調べ上げてアイテムづくりのヒントにしています。
生地やパーツにこだわり抜いた商品ながら非常にコストパフォーマンスの高いアイテムが特徴です。