BUZZ RICKSON’S "Type N-1 KHAKI, NAVY DEPARTMENT, Size L"
SHIRT
BUZZ RICKSON’S "UTILITY SHIRTS, N-3, OLIVE, Size 15"
PANT
Workers K&T H MFG Co "Lot 802 Slim Tapered Jeans, Size 32"
CAP
HIGHLAND 2000 "SB BOBBY CAP, BRITISH WOOL, GRAY"
MASK
BUZZ RICKSON’S "FACE MASK, MEDICAL DEPARTMENT U.S.ARMY"
BUZZ RICKSON’S "Type N-1 KHAKI, NAVY DEPARTMENT, Size L"
INNER
HARLEY OF SCOTLAND "CREW NECK SWEATER, MUSHROOM, Size 44"
PANT
Workers K&T H MFG Co "Officer Trousers Vintage Fit Type 2, USMC Khaki, Size 32"
CAP
TCB jeans "TCB40's CAP, CHARCOAL GRAY DUCK"
SHOES
CAPPS SHOE COMPANY "BLACK LEATHER, OXFORD SHOES"
BUZZ RICKSON’S "Type N-1 Khaki, NAVY DEPARTMENT"
N-1、通称デッキジャケットと呼ばれるこのジャケットは同素材のトラウザースとセットで第二次世界大戦から朝鮮戦争にかけて米海軍の艦艇乗員用として採用されていました。
表素材には他のデッキジャケット同様に通常“ジャングルクロス”と呼ばれるコットングログランが使用され、裏地には遮風性と保温性に優れたアルパカモヘア・ウールパイルを使用しています。
N-1のネイビーブルーモデルは1944年に採用され、翌1945年にはカーキモデルが支給、その変更点はカラーだけでなく、袖口の内側に縫い付けられていたアルパカモヘアの省略、ライニング脇下と裾コード部に付いていたループの簡略や裾コード部アイレットの大型化、脇下アイレットの位置など顕著な違いを見せています。
MADE IN JAPAN
LINING : Alpaca and Wool Pile
FASTENER : Mil Specs Brass
BUTTON : Mil Specs Urea
LABEL : Navy Department
M 肩幅46.0cm 身幅56.0cm 着丈69.0cm 袖丈64.0cm
L 肩幅48.0cm 身幅58.0cm 着丈71.0cm 袖丈66.0cm
BUZZ RICKSON'S
数々の傑作衣料の中でも、さらにその最高レベルに位置するのが"FLIGHT JACKET"であることに異論はないでしょう。飛行士の命を守るため、国の威信をかけ、莫大な開発費用と計り知れない数々の実験、そして膨大な労働力をもって究極のユニフォームは開発されました。時代の最先端素材と縫製技術、細部に至る知恵と工夫。飛行士達を夢中にした見栄えの良さ。このような"FLYING CLOTHING"の先進性と合理性は、現在においても民間衣料に多大な影響を与えています。
時は1993年、"FLIGHT JACKET"の歴史と誇りを追求する最強のブランドが誕生しました。"BUZZ RICKSON'S"。その復刻作業は、スペック、素材、フォルム、パーツに至るまで徹底的にこだわり、一着一着にクラフトマンシップを込め、本物だけが持つ魅力に肉迫します。映画「戦う翼」の劇中でスティーブ・マックィーンが演じる役名に由来する“BUZZ RICKSON'S”は1993年、大空に向けて飛び立ちました。
徹底的な素材分析がBUZZのブランドポリシー
BUZZ RICKSON'Sはフライトジャケットの真のレプリカを作ることを目指しています。そのため、現存するヴィンテージを徹底的に分析・研究しているのです。中でも素材、特に織布系素材の復元には力を入れています。まず当時の素材を、繊維構造や紡織方法に至るまで時間をかけて解明することから始めています。例えばナイロンであれば、赤外線を当てたときの変化を見る「赤外線分光分析」や、どのくらいの温度で溶けるかを見る「融点測定」などを行うことで、それが、何種類も存在するナイロンのうちのどれに当たるかを特定するわけです。こうして素材を特定できても、特に特殊な素材の場合、すでに生産されておらず、手に入らないことがわかり、そこで、その素材を自分たちで作ろうと試みたのです。ところが今度は、現在使われている紡織機では構造上作れないことが判明しました。そのため、古い紡織機を探し出し、壊れていたり調子が悪かったりする部分を分解・修理して、ようやく、思うような素材を織れるまでになったのです。