Workers K&T H MFG Co "Cruiser Jacket, Wool Melton, Khaki"
ビンテージのクルーザージャケットを元にした、古くからのWORKERS ファンには(勝手に)伝説のクルーザージャケット。
ファスナーでフードを取り外しできるウールメルトンのビンテージ。それをもとに作ったのが2013年冬。今でも当時作ったジャケットたまに着て、我ながら良くできたなと思う反面惜しいのがフィット感。そう、細いのです。かなりゆったり目に作ったとつもりでも、現代の感覚からすると細い。
そこで、重い腰を上げ再び作りました。何が重いか・・・当時作ってくれた工場はもう無いのです!そこで、現在のWORKERSの厚手工場No1、F さんに頼むと時間はかかるが綺麗!上手い!時間がかかる分工賃が高いのは・・・ ご容赦ください。
定価は安くしたい、でも工賃は削れない。板挟みで苦しい身の上です。
無地のウールは生地屋さんオリジナル、9年経ってもまだ生き残っていました。これも厚く7 番という極太糸を高密度に二重織し、強烈に縮絨。 チェック以上に硬い、重い17.6オンス。でも、今回は身幅・アームをかなりゆったり作っているので、拘束されるような感じはしません。
中にシャツ+ セーターの上に羽織れば真冬でも大丈夫。襟のフードを取ると、またすっきり着ることができます。着た感じの可愛さはフードありがベストです。
襟裏は厚み軽減の為別布使い。衿付けステッチ上にフード脱着の為のファスナーが縫い付けられています。
ファスナー、それらしく朝日ファスナーのHOOKLESS刻印入り。
ネームもそれらしいものを。
右胸ポケット、フラップ+1室。
フラップ裏はコットンサテン。ここも厚み軽減、かつ、目の細かい織りのサテンは芯の代わりにもなります。
通称「乳首ボタン」の下側。この形から、そう呼ばれています。打つ側としては、下穴もあけないといけないし、圧力の調整が難しい。単価も高い。でも、この古い形には良く似合っているので採用しているボタンです。
右胸はペン差しのある二段ポケット。
フロントはシャツのように前立て。でも「ような」だけで、当然シャツとは違い、シングルステッチで前立てステッチがかかっています。
腰ポケット、参考にしたオリジナルには無かったハンドウォーマーポケットつき。
年代が比較的新しい個体にはよくある仕様。年代云々より使い勝手を考え採用。
右腰のポケットは三段式。ハンドウォーマー、大きい一部屋、その上に小さい一部屋。小さいポケットはコンパスを入れたとか言われますが、実際のところはわかりません。デザインとして、左右非対称になり「良いな」と思う部分です。
素材
表地:17.6オンス・ウール100% 二重織メルトン
別布:コットン100%・サテン
別布:ウール90%ナイロン10%ウールフラノ
附属 別注プリント入りスナップボタン
縫製 綿糸
MADE IN JAPAN
36 肩幅48.0cm 身幅55.0cm 着丈71.0cm 袖丈60.0cm
38 肩幅50.0cm 身幅59.0cm 着丈73.0cm 袖丈60.0cm
Workers K&T H MFG Co.
岡山を拠点にし、主にアメリカ物ワークアイテムを紹介しているブランドです。
実際のアイテムを調べる事はもちろん、そのアイテムを作っていたメーカーや現存する建物にまで足を運び歴史を調べ上げてアイテムづくりのヒントにしています。
生地やパーツにこだわり抜いた商品ながら非常にコストパフォーマンスの高いアイテムが特徴です。