TAILOR TOYO "Mid 1960s Style Cotton Vietnam Jacket, VIETNAM PANTHER"
1960年代中期、非常にレアなヴィンテージをもとに再現したベトジャンです。
ベトナム南部の都市 CAM RANH(カムラン)の港に駐留していた米兵のカスタムオーダーによる一着。
背中に描かれているのはデフォルメされたパンサーの顔。
現存するベトジャンの多くはマップ柄で、このような刺繍の個体は希少。
また右胸にはベトナムの風景、左胸には「福禄寿」の3文字(通常は福のみ)。
袖の龍も他のベトジャンより一回り大きく、非常にレアなデザインです。
M 肩幅46.0cm 身幅56.0cm 着丈63.0cm 袖丈61.0cm
L 肩幅49.0cm 身幅59.5cm 着丈66.5cm 袖丈64.0cm
XL 肩幅52.0cm 身幅62.5cm 着丈69.5cm 袖丈65.5cm
VIETNAM JACKET
戦後の日本で誕生したスカジャン同様、1960年代から1970年代のベトナム戦争時に生まれたスーベニアジャケットが、通称ベトジャン。
コットンツイル、もしくはカモフラージュ柄のポンチョライナーの2種類の生地が主に使われ、マットな太めの色糸で絵柄が刺繍されている。
TAILOR TOYO
「スカジャン」とは戦後間もない頃に日本駐留の米兵達が、 その記念としてオリエンタルな柄(鷲・虎・龍)や自分たちの 所属していた部隊や基地などを自分たちのジャケットに刺繍したのが始まりである。 その後、スカジャンは土産物(スーベニア)として商品化され各地の基地の売店(PX)で販売されるようになった。
当時、このスカジャンをはじめとした衣料品を米軍基地へ納入していたのが、 東洋エンタープライズの前身である「港商商会」であり、 スカジャン生産全盛期の1950年代には、納入シェアの95パーセントを占めるほどであった。 また、港商が納入していた衣料品にはアロハシャツも含まれていたが、 柄には「鷲・虎・龍」をモチーフにしたオリ
エンタルな柄なども含まれており、 スカジャンやアロハシャツは日本特有のオリエンタルなデザインが用いられた衣料品だと言うことが伺える。
港商から始まり半世紀以上スカジャンを作り続けてきた「TAILOR TOYO」。
一過性のブームではなく 文化として継承し続けているこのスカジャンこそがオリジナルである。