TAILOR TOYO "Mid 1950s Style Velveteen Souvenir Jacket, WHITE TIGER” × “EAGLE, SIZE XL"
PANT
Workers K&T H MFG Co "Officer Trousers, Standard, Type 1, Yarn Dyed Twill, Olive Grey, Size 30"
INNER
Workers K&T H MFG Co "Football-T, 2-Tone, Grey x Fade Black, Size XL"
TAILOR TOYO "Early 1950s Style Acetate Souvenir Jacket, WHITE DRAGON × LANDSCAPE"
2024年の干支である龍に因み、数あるヴィンテージスカジャンの中から選り抜いた龍の刺繍を復刻する辰年コレクションのスカジャンです。
2022年に横須賀美術館で開催された世界初の「スカジャン展」。
その展覧会を機に寄せられた多くの復刻リクエストに応え、会場に展示されていたテーラー東洋所蔵のヴィンテージスカジャンから柄を厳選し、2着のA面(主役となる面)を1着に落とし込んだ「両A面」といえる贅沢な作り。
表面に描かれているのは、長い体躯を雲間から見え隠れさせて迫り来る白龍。1950年代前期に作られたヴィンテージに準じてブラック×ブラックのボディに黒単色のリブを組み合わせ、白を基調とした色糸で刺繍を施しています。袖のロープパイピングはブルー×ホワイト、これも実物と同じ仕様で、ヴィンテージの魅力を細部まで再現しています。
リバーシブル面は、戦後の日本で米兵向けのスーベニアとして生まれたスカジャンならではの風景(ランドスケープ)柄。雪化粧の富士山、松の木と咲き誇る満開の桜、オリエンタルな仏塔など、春を迎えた日本の美しい風景がグリーンのアセテートに映える色鮮やかな刺繍糸で表現されています。
サイズ特大(XL) 身幅61.0cm 着丈63.0cm 裄丈86.0cm
TAILOR TOYO
「スカジャン」とは戦後間もない頃に日本駐留の米兵達が、 その記念としてオリエンタルな柄(鷲・虎・龍)や自分たちの 所属していた部隊や基地などを自分たちのジャケットに刺繍したのが始まりである。 その後、スカジャンは土産物(スーベニア)として商品化され各地の基地の売店(PX)で販売されるようになった。
当時、このスカジャンをはじめとした衣料品を米軍基地へ納入していたのが、 東洋エンタープライズの前身である「港商商会」であり、 スカジャン生産全盛期の1950年代には、納入シェアの95パーセントを占めるほどであった。 また、港商が納入していた衣料品にはアロハシャツも含まれていたが、 柄には「鷲・虎・龍」をモチーフにしたオリ
エンタルな柄なども含まれており、 スカジャンやアロハシャツは日本特有のオリエンタルなデザインが用いられた衣料品だと言うことが伺える。
港商から始まり半世紀以上スカジャンを作り続けてきた「TAILOR TOYO」。
一過性のブームではなく 文化として継承し続けているこのスカジャンこそがオリジナルである。