SUGAR CANE "Super 'Denim' Collectibles #07 13.5oz. BLUE DENIM BLOUSE '1946' MODEL"
デニムのスペシャリストたちを集結させて始動する新レーベル、SUGAR CANE Super “Denim” Collectiblesの大戦モデルのデニムジャケットです。
オリジナルの刻印入りボタンを使用しつつも生地の風合いやディテールに大戦期の名残のある1946年モデル。
規制が解除された後のモデルなので品番の頭にはSが付けられていません。
生地は1943年モデルに比べて青みがあり、やや大人しめだが大戦後期らしく後のデニムに比べて荒々しい。
リベットは無地の鉄製で、シルバークロームの百合バックルを採用。
大戦モデルの中では比較的落ち着いたステッチワークだがミシンピッチが粗い箇所も見られます。
ステッチの色は今回のラインナップの中で最も強いイエロー。
一見大戦初期のブラウスにも見えるが生地の風合いや、米国北西部の田舎町の民家から遺品として故人のスーツケースの中から#7ウエストオーバーオールズが一緒に発見されたため、1946年モデルと判定。
MADE IN JAPAN, NON WASH
M(38) 肩幅50.0cm 身幅56.0cm 着丈61.5cm 袖丈62.5cm
L(40) 肩幅51.5cm 身幅59.0cm 着丈63.0cm 袖丈63.0cm
XL(42) 肩幅55.0cm 身幅61.0cm 着丈63.5cm 袖丈64.0cm
※未洗い製品の為縮が御座います。
SUGAR CANE Super “Denim” Collectibles
シュガーケーンの福富雄一が中心となり、デニムのスペシャリストたちを集結させて始動する新レーベル、SUGAR CANE Super “Denim” Collectibles。
通称「SCSC」。今回、世界有数のヴィンテージデニムコレクターである脇谷重輝氏を迎え、いまや入手不可能といえるほどの価値を持ったデッドストック&ゴールデンサイズのスーパーヴィンテージをもとに、その貴重な個体が持つ「個性」を完全再現する。
ファーストコレクションでは、現在のヴィンテージ市場において最も注目されている「大戦モデル」のスーパーヴィンテージ4点を惜しげも無く公開。
水通しすらしていないデッドストックのヴィンテージをもとにしていることから、糊が残った状態で酸化したインディゴの色味や、使われている経糸・緯糸の紡績などもこれまで以上に詳細に分析でき、生地は一目で伝わるヴィンテージと見紛うような仕上がり。
パーツ類は、デッドストックの状態で経年変化した風合いを目指して制作。安全性を考慮して避けてきた2本針の鉄製バックルも、本企画では初めて採用している。
縫製についても糸番手やミシンピッチは当然のこと、幅が均一ではない歪んだステッチワークを再現した。
SUGAR CANE(シュガーケーン)
「サトウキビ」という名を持ついかにもアメリカ的なこのブランドこそ、日本に誕生した初めての米軍向け衣料メーカーである。
1965年、米軍によるベトナム戦争への本格的介入を機に、米軍基地関係者を対象にSUGAR CANEの生みの親である東洋エンタープライズは設立された。
その後、米軍向けの衣料製造と共に国内への米軍サープラスの流通窓口としての展開も行い、ベトナム戦争が1975年に終結すると完全な国内向けの衣料メーカーに転身。
当時米軍基地に駐屯していた将校によって「SUGAR CANE」と名付けられる。
SUGAR CANEの誕生は日本でありながら、米軍基地を相手に育っただけにその精神も物作りのノウハウも本場仕込み。
当時から現在に至るまでアメリカのシンボルとも言えるデニム素材を中心とした本格仕込みのワークウェアを作り続けている。