Workers K&T H MFG Co "Raglan Sweater, Taupe"
ぱっと見ウールのセーターのように見えますが、コットンのカットソーセーター。がっしり厚く、冬でも暖か。でもいつでも洗濯機で洗えるのが強み。
身頃は極厚の天竺。編み組織はT シャツと同じですが、極太糸を何本も編み針に突っ込んで編むことで、ローゲージセーターのような厚みに。生地の裏側を起毛してよりセーターらしさを出しています。
リブ部分、針抜きの中でも抜いた本数が多い、デコボコがはっきり出たもの。針を抜く(デコ ボコをつける)ほど、伸びは良くなりますが戻りも弱くなります。そのバランスを見て適度な針抜き具合。
Raglan Cotton Sweaterは袖が太く、首回りもゆったり。中にシャツを着ることを想定して作りました。元ネタはJohnstonsのカシミアセーター。数年前、15PLY というすさまじい極厚の一枚を見つけました。値段もすごい!10万超え!どうしても物が見たくて何とか手に入れましたが、その重みにびっくり。さらにウールは重すぎると伸びる伸びる。そこで、コットンなら伸びに強いと形にしてみました。
※注意:太い糸の綿糸を天竺編みをカット(切って)ソー(縫い合わせ)しています。ウールに比べ、綿は糸の繊維の絡み具合が少ないため、着用はじめは若干、その裁ち端部分から綿クズが落ちます。洗濯を繰り返すことで、ワタ落ちは軽減します。製品の特性としてご理解いただきご注文ください。
素材
身頃:コットン100%・16番双糸・引き揃え・4番クラス、14オンス天竺・起毛
リブ:コットン100%・横編み付属
縫製 スパン糸/ 一部ウーリー糸
MADE IN JAPAN
M 身幅57.0cm 着丈64.0cm ユキ丈(肩幅/2+袖丈)84.0cm
L 身幅62.0cm 着丈65.0cm ユキ丈(肩幅/2+袖丈)86.0cm
Raglan Cotton Sweaterは中にシャツも着られるよう、首元はちょっとゆとりがあります。
でも、Tシャツの上に着ても首元がゆるくなりすぎないよう、バランスには気を付けました。
身頃とリブのつなぎ目。一度、オーバーロックでつないでから、そのつなぎ目の間をまたいで、もう一本、ステッチが走っています。ベルトループを縫うのと同じ縫い目で、表にはシングルステッチが二本、裏はロックのような目。ここに一部、伸び縮みするウーリー糸を使い、二度縫いすることで伸縮性がありつつ、強度を出しています。
後ろ中心のネーム。身頃の裏、起毛感が良くわかります。
袖口と裾も針抜きリブ。Raglan Cotton Sweaterの袖口はおり返りなしの1枚物。ここも、シャツを中に着た時にきつすぎたり、厚みがありすぎると具合が悪いので1枚にしました。
Workers K&T H MFG Co.
岡山を拠点にし、主にアメリカ物ワークアイテムを紹介しているブランドです。
実際のアイテムを調べる事はもちろん、そのアイテムを作っていたメーカーや現存する建物にまで足を運び歴史を調べ上げてアイテムづくりのヒントにしています。
生地やパーツにこだわり抜いた商品ながら非常にコストパフォーマンスの高いアイテムが特徴です。