Workers K&T H MFG Co "W&G Vest, Dark Brown Herringbone Tweed"
Willis & Geigerをモチーフにしたベストです。
W&G 要素はポケットのデザイン。左胸にマチ付きポケット。オートマチックハンドガンのマガジンぐらい入りそうな縦長。これも機能というよりはデザイン。他のポケットはマチではなくタックで厚みのあるも のを収納できるように。
身頃はCruiser Vestを発展させフロントの一部が二重に。物はフロント三日月からも、内ポケッ ト状になった上方向からも入れられる作り。
素材はWORKERS オリジナル生地。ヘリンボンツイード、糸はウール100%で、 内5%カシミア。ブラウンの色調にこだわりがあり糸を探しているうちにこのウール・カシミア糸を見つけました。特別カシミアに固執は無かったのですが、出来上がった結果、やはり通常のウール100とは違う。少し柔らかく、でも打ち込み本数はしっかり多い。仕上げでかなり縮絨もかけているので生地上がりはゆるく無い。
フロントのVは深すぎず、浅すぎず。シャツを着ても、丸首のカットソー系を着ても合うように。
W&G風のふざけたネーム。やっぱり、洋服作るならこういう部分では遊びたいのです。品質はちゃんとしたいですが。
フロントの三日月部分と、内ポケット状の半裏部分は同じ部屋。内ポケットから物を入れても、フロントから入れても、同じ部屋に物が落ちます。
内ポケットステッチは上ではなく下のように変更になります。表から見たステッチは半月状は変わらず。中から見るステッチの形状が変わります。
これ、上下のボタンホール部分に生地が多すぎて厚みが出てボタンホールが固くなりすぎる為。ホールが固いとボタンを止めずらくなる。薄い生地なら気にならないのですが、今回のような表地が厚いとNG。
ウールメルトン、ツイードはポケット部分に別布を使って厚み軽減はしていますがそれでも厚い。思案して、中の見えない部分で生地を落とし、止めつけるステッチ形状を変えました。
右胸、タック入りのフラップポケット。
ボタン、コットンはマーブル調。ウールは生地の色に合わせたものを。
右胸は縦長のマチポケット。上部にマチがあり、下に行くにしたがってマチが消えていく仕様。
腰ポケット、ここも表地ウールはフラップ裏に別布使い。厚み軽減。
素材
表地:480g/m 9.3オンス・ウール100%(内5%カシミア) ヘリンボンツイード
別布:コットン100%・ツイル
縫製 総ポリエステルスパン糸
38 肩幅37.0cm 身幅54.0cm 着丈63.0cm
40 肩幅38.0cm 身幅58.0cm 着丈64.0cm
Workers K&T H MFG Co.
岡山を拠点にし、主にアメリカ物ワークアイテムを紹介しているブランドです。
実際のアイテムを調べる事はもちろん、そのアイテムを作っていたメーカーや現存する建物にまで足を運び歴史を調べ上げてアイテムづくりのヒントにしています。
生地やパーツにこだわり抜いた商品ながら非常にコストパフォーマンスの高いアイテムが特徴です。