SUGAR CANE "14oz. DENIM 1955Z MODEL, ZIPPER FLY"
ワークウェアではなくファッションウェアとして、アメリカ東部の市場を意識し1950年代中期にリリースされたジッパーフライモデルです。
1960年代中期には防縮加工デニムのモデルが登場するが、この頃はまだボタンフライと同じ未防縮の生機(きばた)を使用しています。
やけに短い脇の太番手のステッチや、生産効率と糸の節約のため厚い部分を避けて左にオフセットされた後中心のベルトループなどがこの時代の特徴。ベルトループに関してはヴィンテージに倣い、身頃よりライトオンスのデニムを使用しているところまで再現しています。
シルエットは1947モデルに近いレギュラーストレート。
デニム生地はヴィンテージをベースとし、このモデル専用に糸や染色をゼロから手がけ新たに製作しているので、1947モデルとはまた違った風合いに。
ジッパーはGRIPPER ZIPPERのブラス製ピンロックタイプです。
ワンウオッシュ MADE IN JAPAN
30 ウエスト 76.0cm 股上(前 29.0cm, 後 38.0cm) レングス 87.0cm ワタリ 31.0cm スソ 21.5cm
31 ウエスト 80.0cm 股上(前 29.0cm, 後 38.0cm) レングス 89.0cm ワタリ 31.5cm スソ 21.5cm
32 ウエスト 84.0cm 股上(前 30.0cm, 後 40.0cm) レングス 91.5cm ワタリ 32.5cm スソ 22.0cm
33 ウエスト 87.0cm 股上(前 31.0cm, 後 41.0cm) レングス 91.5cm ワタリ 33.5cm スソ 22.0cm
34 ウエスト 90.0cm 股上(前 31.5cm, 後 42.0cm) レングス 91.5cm ワタリ 34.0cm スソ 22.5cm
SUGAR CANE(シュガーケーン)「サトウキビ」という名を持ついかにもアメリカ的なこのブランドこそ、日本に誕生した初めての米軍向け衣料メーカーである。
1965年、米軍によるベトナム戦争への本格的介入を機に、米軍基地関係者を対象にSUGAR CANEの生みの親である東洋エンタープライズは設立された。
その後、米軍向けの衣料製造と共に国内への米軍サープラスの流通窓口としての展開も行い、ベトナム戦争が1975年に終結すると完全な国内向けの衣料メーカーに転身。
当時米軍基地に駐屯していた将校によって「SUGAR CANE」と名付けられる。
SUGAR CANEの誕生は日本でありながら、米軍基地を相手に育っただけにその精神も物作りのノウハウも本場仕込み。
当時から現在に至るまでアメリカのシンボルとも言えるデニム素材を中心とした本格仕込みのワークウェアを作り続けている。