Workers K&T H MFG Co "W&G Vest, 40/2 High Density Poplin, Coyote"
Willis & Geigerをモチーフにしたベストです。
W&G 要素はポケットのデザイン。左胸にマチ付きポケット。オートマチックハンドガンのマガジンぐらい入りそうな縦長。これも機能というよりはデザイン。他のポケットはマチではなくタックで厚みのあるも のを収納できるように。
身頃はCruiser Vestを発展させフロントの一部が二重に。物はフロント三日月からも、内ポケッ ト状になった上方向からも入れられる作り。
素材は40 番双糸・平織りのポプリン。コーマ(櫛)ですいて、短繊維は落としながら糸にしているの で綿だけどかなりパリッとした手触り。撥水性は、若干。樹脂による撥水加工ではなく、高密度な織りのため一瞬撥水は しますが、その後水は染みます。5.7 オンス程度。いわゆる「通年着られるシャツ」と同じ目付(重さ)。
夏はT シャ ツの上に着てバッグ代わりに。もう少し涼しくなれば、シャツの上に。
フロントのVは深すぎず、浅すぎず。特徴的なのが肩にはいったステッチ。
身頃の始末の仕方の参考にした古着はこの部分は巻き縫い。その後、袖ぐりは無理やり三巻。厚みがありすぎて、一部「パンク」と呼ばれる断ち切りが見えてしまっている状態でした。それはWORKERSの品質基準ではNG。でも、袖ぐりに見返し(別布)はつけたくない。そこで思いついたのが、肩の縫い代を倒して、そこを隠すように薄い布を当てる始末。結果、ステッチの入り具合がいかにも「機能性重視の服」のようでもあり、表に出るステッチがデザインにもなる。生地縮率の違いでパッカリングも出る。我ながら、一挙三得ぐらいの良い仕様だと思います。
W&G風のふざけたネーム。やっぱり、洋服作るならこういう部分では遊びたいのです。品質はちゃんとしたいですが。
左胸ポケットはマチ付き。厚みのあるものが収納できます。
右ポケットは真ん中のタックで、これまた厚みあるものが収納できるように。
腰ポケットも右胸と同じ仕組み。
フロントの三日月部分と、内ポケット状の半裏部分は同じ部屋。内ポケットから物を入れても、フロントから入れても、同じ部屋に物が落ちます。
背中心のネーム貫通。
素材 5.7オンス・コットン100%・40番双糸の高密度ポプリン
附属 樹脂ボタン
縫製 総ポリエステルスパン糸
M 肩幅37.0cm 身幅53.0cm 着丈61.0cm
L 肩幅38.0cm 身幅57.0cm 着丈63.0cm
Workers K&T H MFG Co.
岡山を拠点にし、主にアメリカ物ワークアイテムを紹介しているブランドです。
実際のアイテムを調べる事はもちろん、そのアイテムを作っていたメーカーや現存する建物にまで足を運び歴史を調べ上げてアイテムづくりのヒントにしています。
生地やパーツにこだわり抜いた商品ながら非常にコストパフォーマンスの高いアイテムが特徴です。