Workers K&T H MFG Co "Relax Jacket, Black Chambray"
21SS で作ったRelax Jacket。 自分で着て感じた「これと同じ方向性で、もう少しシャツジャケット、カバーオールよりのデザインも着てみたい」を22SSでは形にしました。
変更点を列挙すると
・フロントのラウンド→まっすぐのシンプルなカバーオールやシャツと同じ始末
・襟はいわゆるテーラードカラーのラペルではなく、普通に挟み込みの襟。トップボタンを外すと小さなテーラード「風」
・袖口を三巻から・袖口はカフスと開き。開きの長さも少し長め、袖にタックを入れて太さを出す。結果、 袖まくりができるので春・夏に着るシャツジャケットとしては便利な仕様。袖口をカバーオールでおなじみの見返し始末にするか悩みましたが、この「袖口にタックを入れて袖幅を太くしてゆとりを持たせる」を重視してカフス仕様にしました。
・腰ポケットは出来る限り低く。手を入れやすいように脇よりに。
結果、とっても地味なデザインですが単純にシャツの前を開けて着るのとは違う「シャツジャケット」になっています。
2022年春夏のRelax Jacket、21年版からまず変わったのが襟。21年はいわゆる「テーラー襟」だったのを、22年版は一枚のシャツ襟に。
自分で21年版を着てみて「テーラー襟だと、どんなに素材がラフでもちょっとかっこよすぎるな」と感じました。あれはあれで良いのですが、さらに、ワークジャケットというか、カバーオールというか、ラフな雰囲気にしたくて襟のデザインを変更しました。
「ブラックシャンブレー」ですが、私にとっては春夏素材、ウールのトロピカルがコットンに変わったように感じる生地。とにかく涼しい、汚れても目立たない。FWP Trousersでも定番で使っていて、毎シーズン自分も夏は本当によく穿きます。当然、毎日穿いてれば、コーヒーがちょっとこぼれたり、醤油がついたり。それでも、洗えばほぼ目立たない、乾きも良い。実体験から、夏におすすめの生地です。
左右の腰ポケット。出来る限り低く、充分な大きさ、位置は少し脇より。手が入れやすいように、大きさや位置を考えています。
ポケット口はステッチでカンヌキ。素材がカバーオールのように分厚く無いので、カンドメで止めつけてしまうと針目が多く通り過ぎて、かえって強度がありすぎて生地をダメにするかな？と思い、ステッチのカンヌキにしています。
ボタンはコロゾ椰子。生地が天然繊維の柔らかい風合いがあるものばかりなので、ボタンもそれに合わせて天然物。ちょっと高いのですが、表地やデザインとよくマッチングしてます。
2021年版リラックスジャケットは筒袖だったものを、カフスをつけて開きもある袖に変更しました。
テーラー襟だと、このカフスをつけるのがどうしても抵抗があり、昨年はあえての筒袖にしました。ただ、夏場に着るジャケットとしては袖をまくりたい。そうなると、袖口に見返しか、カフスか。カフスだと袖の横方向ゆとりも付けやすく、袖をまくりやすくもなる。今回は、襟も一枚物でデザインの組み合わせ的にもまとまりが良いのでカフス仕様にしました。
素材 5.1オンス・コットン100％
附属 コロゾ椰子ボタン
縫製 ポリエステルスパン糸
MADE IN JAPAN
38 肩幅47.0cm 身幅58.0cm 着丈74.0cm 袖丈60.0cm
40 肩幅48.0cm 身幅62.0cm 着丈75.0cm 袖丈61.0cm
Workers K&T H MFG Co.
岡山を拠点にし、主にアメリカ物ワークアイテムを紹介しているブランドです。
実際のアイテムを調べる事はもちろん、そのアイテムを作っていたメーカーや現存する建物にまで足を運び歴史を調べ上げてアイテムづくりのヒントにしています。
生地やパーツにこだわり抜いた商品ながら非常にコストパフォーマンスの高いアイテムが特徴です。
