Workers K&T H MFG Co "Officer Shorts, Beige Chino"
20SSのショートパンツ、素材は10オンスのがっしりしたチノ。Officer Trousersでおなじみ。
パンツとなるとこのぐ らいの厚みがあると強度的には安心。この強度であれば、タック入れたりまた上を大幅に深く取って寸法を稼がなくても まず切れたり、壊れることが無い。
デザインは定番のチノショーツですが、「ショートパンツ」と言えばウェストの調整方法。以前作ったチノショーツはベーカーパンツのようにボタン+ タブでの調節をつけましたが今回は開き直って「ゴム」。 ただ全体に入れるのではなく、後ろ中心から脇に向かって入れて、前からはぱっと見、ゴムが入っていないように。もちろん、ゴムだけではちょっと心もとないな、という方の為にベルトループもつけています。
カラーはUSMC Khaki ではなく、白が強いいわゆるベージュ。グリーン系のカーキも合わせるものを選ばない、チノの定番色。
素材 10.5オンス・コットン100％・チノクロス
製品はOW済みです。
フロントはいわゆる「チノパン」。
斜めに切り込みのポケット。右身頃側に玉縁のコインポケット。
細かい事を言えば、前立て（比翼）を押さえるステッチ。これを裏から入れるのがWORKERSの好み。本来は、縫い代を見ながら裏から縫ったというだけなのですが、それが今となってはわざわざ言わないと日本の縫製工場はほぼしません。ここを、型紙見ながら表に印をして表から縫うのです。なぜか？ミシンの目、表側と裏側があり表目の方がきれいだからです。
でも私は、生地に食い込んだ裏目が前立て部分に出るのが好きなのです。電車で座っているときに、男性のズボン、この前立てのステッチが目に入ると「あ、表目だよな」とか見てしまうのは病気です。別に、表目でも裏目でも、どっちでも良い好みの問題です。でも、古着のあの雰囲気は裏目じゃないと出ないんです。
フロントボタンフライ。ヒヨクのホール、間にはヒヨク止めが入るクラシックなトラウザーズの仕様。
正直使わない、でも無いと寂しいコイン・ウォッチポケット。個人的には切符がちょうどよいなと思いますが、もう今は切符も使わないですね。
背面、左右に量玉縁で片方はボタン有り。
今回の一番の特徴はウェストのゴム。左右にそれぞれ入れて縫い留める。身頃の続き帯と呼ばれるいわゆるチノパンの仕様の表側にゴムをたたきつけています。たたきつけているので、ゴムが抜けたり、よじれたりする心配がありません。でもゴム。いつかは劣化もしますし、「もうちょっとフィット感が欲しいんだよな」という時もあります。そのため、ベルトループは残しています。
素材 : 10.5オンス・コットン100％・チノクロス
附属 : 樹脂ボタン
縫製 : 総綿糸
MADE IN JAPAN
30 ウエスト79.0�� 股上(前28.5cm, 後35.5cm) レングス22.0cm ワタリ幅32.0cm スソ幅26.0cm
32 ウエスト84.0�� 股上(前29.0cm, 後40.0cm) レングス22.0cm ワタリ幅33.0cm スソ幅27.0cm
Workers K&T H MFG Co.
岡山を拠点にし、主にアメリカ物ワークアイテムを紹介しているブランドです。
実際のアイテムを調べる事はもちろん、そのアイテムを作っていたメーカーや現存する建物にまで足を運び歴史を調べ上げてアイテムづくりのヒントにしています。
生地やパーツにこだわり抜いた商品ながら非常にコストパフォーマンスの高いアイテムが特徴です。
