Workers K&T H MFG Co "Cruiser Vest, Reversed Sateen, Reactive dyeing, OD"
息の長い製品になったCruiser Vest。
ビンテージのデザインをもとに、街着として着やすい素材・サイズ感に変更しています。腰の大型ポケット、フロントの三日月型ポケット、内ポケットが左右に二つ。フロント・バック共に裏地付。
本来、ハンティングで獲物を入れたり、道具を入れて両手をあけるための「道具服」。 今季も左右非対称デザイン。
腰ポケット、左側はおなじみの大型ポケットを真ん中で二つに分けたもの。右側はその大型ポケットを真ん中で分けず、大きな一室としたもの。入れる人はいないでしょうが、クレ556 の缶がそのまま入ります。 フロントの三日月も左身頃側のみ。左利きの人には申し訳ないのですが、右利きの場合入れるのは圧倒的にこちら側が多いのと、全体的に左右非対称のデザインで統一したかったため。
携帯、メモ帳、財布、すべてこのベストに入ります。春夏は薄手の素材で作ることが多かったのですが「久しぶりに厚手のバックサテンも着たい!」という声をいただき、 2020SS の新素材、反応染めバージョンのバックサテンで登場。表地が厚手な分、裏地は薄手の別布に。フラップ裏も別布切り替えで厚みを減らしています。OD、Coyote に加え、糸の生成り色をそのまま使ったEcru。最近、ホワイト系を着たいと思うのですが、真っ白はどうも気恥ずかしい。そんなときに、綿本来の色合いをそのまま使った生成りバージョン を生地屋さんに作ってもらいました。夏に上下白や、差し色でネイビー。涼し気です。(あくまで「涼し気」)
製品はOW済です。
Cruiser Vest、フロントのV字は中に襟のあるものを着ても、無い物を着ても収まりが良いように、深すぎず、浅すぎずの線を描いています。
ネームはアウトドアウェアをモチーフにしている製品らしいものを。
左右非対称デザイン。フロントの三日月ポケットは左身頃のみに。開口部の端、力がかかる部分にはカンヌキ。
要所は閂止め。これも機能であり、アウトドアウェアらしいデザインでもあり。カンドメ一つでも、ドレスウェア的な物に使う時は幅を細目にしたり、逆にワークウェア・アウトドアウェアではいかにも「カンヌキで補強している!」事がわかる意味合いも込めてふり幅を広めにしたり。私自身も仕様書で指示しますが、それ以上に「この製品にはこのカンドメだよな」とわかってやってくれるのが、私が頼んでいる工場さんたちの強みです。皆、基本的に服が好きだし、興味もある。単に仕事でやっているというよりは、そこに趣味性があることをわかっています。
左側には2つ別々になっているポケット。
右側は先ほどの2室をつなげ、大きく一室になったポケット。クレ556のスプレー缶が入るぐらいの大きさです。
フロント、バックともに全面に裏地付き。今回は表地が10オンスで厚いので裏地は薄い別布に。
フロント左右には内ポケットあり。片方はボタン止めあり。
素材
表地:10オンス・コットン100%・反応染バックサテン
裏地:コットン100%・綾織生地
附属 コロゾ椰子ボタン
縫製 総スパン糸
38(M) 肩幅37.0cm 身幅53.0cm 着丈61.0cm
40(L) 肩幅38.0cm 身幅57.0cm 着丈63.0cm
Workers K&T H MFG Co.
岡山を拠点にし、主にアメリカ物ワークアイテムを紹介しているブランドです。
実際のアイテムを調べる事はもちろん、そのアイテムを作っていたメーカーや現存する建物にまで足を運び歴史を調べ上げてアイテムづくりのヒントにしています。
生地やパーツにこだわり抜いた商品ながら非常にコストパフォーマンスの高いアイテムが特徴です。