Workers K&T H MFG Co "Mountain Pile Parka, Grey Ventile w Pile Lining"
裏地にスライバーフリース(パイル)を使ったマウンテンパーカ。
今まで、マウンテンパーカーは裏地に薄手の素材を使い 「ジャケットの上に着るシェル」 として作ってきましたが、今回はシャツやセーターの上にそのまま着る 「防寒着」 として企画しました。
表地のベンタイルは薄く、軽く、コットンなのに撥水性がある。そこに、空気の層を作り保温性を高めるフリース裏地。裾はゴム紐とストッパーで絞れるようにして 服の中の暖気を逃しづらいように。
今期、初めて作ったフリース。数年前から作ってみたいと思い、参考になる古着をそろえて見積もりをするのですが単価が高い!これを裏地に使うとなるとさらに定価が高くなる!それでも、どうしても作りたくて形にしました。
悩んだのが、どういったデザインにするか。最初、ECWCS からフロントヒヨクを取ったデザインで作ってみましたがど うも生地・付属(部品)とのバランスが悪い。そこで、裏地のスライバーフリースがデビューした年代。1960-70年代 の典型的マウンテンパーカのデザインに戻してみるとばっちりでした。
腰ポケットはサイドから手が入るハンドウォーマー付き。フロントジッパーはビスロンで滑り良く。ファスナーを上げた 時にどうしても噛み込みがちがチンガードははずしました。軽く、暖かく、ちょっとの水ははじいてくれる。万能パーカー です。製品はノンウォッシュです。
マウンテンパーカー、今まではシェル、ジャケットの上に着るものとして作ってきましたが今回はシャツの上に着て防寒着になるもの。裏地にフリースをはっています。表地は撥水ベンタイル。
フードまで全面フリース。実際に暖かいのもさることながら、見た目にも温かみを感じ丸。
クラシックアウトドアウェア風のスナップボタン。ワックスコードにレザーのストッパー。このあたりはクラシックアウトドアウェアの雰囲気を参考にして。
フロントはダブルファスナー。世界のYKK、ビスロンファスナーにあえて引手は金属系の色をそのままで。
腰から下、切り替え部分にVENTILEを使っていることがわかるネームを。
ご覧の撥水性。霧雨には弱く、こういうボロボロっとした雨はかなり強くはじきます。
左胸にはファスナーポケット。ちょうどiphone XSが入るぐらいの大きさ。
右胸はマチ付きポケット。ポケットの大きさを最大限取るためポケットつけステッチはシングル。
ハンドウォーマー付きポケット。脇から手が入り、上から入れる部屋とは別の部分に手が入ります。
裾のフィットを高めるゴム&ストッパー。左脇のみにストッパーはつけています。ストッパーとプルはITW NEXUSの部品。
袖口ギリギリまでフリース入り。
素材
表地:コットン100%・平織りベンタイル
裏地:ポリエステル100%・スライバーフリース
附属
YKKビスロンファスナー
ITW Nexus ストッパー/プル
レザーストッパー
縫製 総スパン糸
MADE IN JAPAN
M 身幅59.0cm 着丈78.0cm 裄丈90.0cm
L 身幅63.0cm 着丈79.0cm 裄丈90.5cm
Workers K&T H MFG Co.
岡山を拠点にし、主にアメリカ物ワークアイテムを紹介しているブランドです。
実際のアイテムを調べる事はもちろん、そのアイテムを作っていたメーカーや現存する建物にまで足を運び歴史を調べ上げてアイテムづくりのヒントにしています。
生地やパーツにこだわり抜いた商品ながら非常にコストパフォーマンスの高いアイテムが特徴です。