Workers K&T H MFG Co "Queen of the road"
この形、懐かしいです。だいぶ前に作ったQueen of the Roadを初めてデニムで作りました。
素材は、WORKERS定番デニム生地の緯糸(ヨコ糸)を打ち換えて10〜11オンスバージョンを作りました。(洗い前で10オンス・洗い後11オンス程度)
せっかく耳付きの生地なので襟もとにセルビッジ使い。ラベルは友人のJimさんが描いたイラストをシルクスクリーンでシーチングに。一枚づつカットして使います。ボタンはボタンワークス謹製、こちらもイラストから彫刻をしてもらいました。よくぞここまでヒゲや目が精緻に出るなという刻印です。
ワークウェア、一時期ブームでした。数年前、ヨドバシカメラでエスカレーターを下っていると、すれ違った20そこそこの女の子が胸に山ポケのシャンブレーシャツを着ていました。それからしばらくWORKERSでは「ザ・ワークウェア」は封印していましたが、ついにブームも過ぎ去り、いつもの無風状態になったので再登場。
当時と変えているのはパターン。初回はオリジナルのBoss of the roadをお借りしてトレース。これが中々フィット感があり、あの時代に求められたタイトまでは行きませんが、ゆとりの少なめなフィット感に合致しました。あれから数年。求められるフィット感はゆるく、ゆるく。そして「そのものが持つべき機能性」を実現するフィット感・パターンが広く世の中に許容されるようになりました。今回のカバーオール(あえてそう言います)は本来の「ワークウェア」として着られるフィット感です。ぜひ、休日のバイクいじりでも、倉庫の掃除でも、ワークウェアとしてもお使いください。
製品はOW済ですので、基本的にこれ以上大きく縮むことはありません。ただ、未防縮生地は着ていると若干伸びる、そして洗うとまた、OW後と同じぐらいまで縮むを繰り返します。その幅はだんだん小さくなっていきます。
久しぶりに、直球ストレートなカバーオール。(レイルロードジャケット)。参考にしたのはBoss of the roadのヒッコリー。これをWORKERSオリジナルの10オンスデニムで。せっかく狭巾、耳付きなので豪華に襟には耳(セルビッジ)を使いました。
Boss of the roadが犬ならこちらは猫。アメリカ人の唯一の友達、jimさんに描いてもらったネーム。
左胸ポケットはペン差しと、懐中時計が入るポケット。
右胸はシンプルはポケットに裏に内ポケット。
フロントのチェンジボタン。ボタンワークス謹製の足つき、リングで止めています。
フロントの丸み、脇の切り上がりは参考にしたオリジナルにできる限り忠実に。キバタ、未防縮生地なので、ワンウォッシュでところどころに入るシワが荒々しい雰囲気。
ポケットの角はカンヌキではなく、ステッチで補強。
袖口にはフロントより一回り小さいチェンジボタン。ボタンを入れる穴は二つ開けてあるので、袖口の寸法を調節できます。
素材 10.5オンス・コットン100%・未防縮ねじれ防止無・キバタデニム
附属 QUEEN OF THE ROAD刻印入りボタン (猫ボタン)
縫製 総綿糸
ワンウォッシュ
38 肩幅47.0cm 身幅55.0cm 着丈75.0cm 袖丈63.0cm
40 肩幅48.0cm 身幅59.0cm 着丈76.0cm 袖丈63.5cm
Workers K&T H MFG Co.
岡山を拠点にし、主にアメリカ物ワークアイテムを紹介しているブランドです。
実際のアイテムを調べる事はもちろん、そのアイテムを作っていたメーカーや現存する建物にまで足を運び歴史を調べ上げてアイテムづくりのヒントにしています。
生地やパーツにこだわり抜いた商品ながら非常にコストパフォーマンスの高いアイテムが特徴です。