Workers K&T H MFG Co "Lt Work Shirt, Khaki CL Cloth"
新型のオープンカラーシャツ。いや、実はオープンカラー自体、2011春夏で一度作りました。20代半ば、夏、Tシャツの上に古着のマドラスオープンカラーを良く着ました。
WORKERSでもそんなオリジナルを元につくったのですが・・・当時は早すぎたのか反応もあまりなく。
それ以来封印していたのですが、ここのところやっと、市民権を得たようなので再登板。
再デビューするからには!と新しいアイデア、通常胸につけるポケットを右腰に移動。大きさも縦長で iphone7/7plus(iphone8も) が入るように。フラップもつけて、物が落ちないように。
デザインするとき、どうしても「定番」と言われる仕様にとらわれるし、大事にもします。
たとえばボタンダウンなら胸 一つポケットで樽型、素材はオックスが軸だったり。
オープンカラーもポケットは左胸にシンプルな樽型一つ、という定番デザインがあるのですが、あえてそれを「逸脱」する。
ポケットの個数は変えず、位置・大きさを変えて新たな機能性 を持たせようという考え方です。
無地は綿麻の平織生地。細かい事を言えば、混紡、綿と麻を50/50で混ぜて糸にして、それをタテヨコ両方使った平織生地。3.5 オンス程度、麻独特の硬さもあり、しゃりっとしてさわやか。
麻の節がところどころあるのは生地の風合いです。
久しぶりに登場のオープンカラー。夏場、古着のオープンカラーを好きでよく着ていたので
2011年に作りました が、当時は全く市民権を得るにいたりませんでした。わからないもので、時代とともに徐々に見るようになってきたので、久しぶりに登場させてみました。襟は当時より少し、襟先を長く。襟腰も少しだけ高くして収まりよく変更しています。
実際に着てみるとよくわかります。あまりに襟が大きいと、ガラが悪くなる。かといって小さすぎると収まりが悪い。バランスを取っての大きさ。
ネームは当時作った古着をもとにしたもの。夏のスポーツウェア。
トップボタンはループで止めることができますが、あくまで「止められます」程度。おさまりは悪いです。
安直ですが、今回のシャツのアイデアがポケット位置。オープンカラーというと、樽型でたばこが入るかな?ぐらいのポケットが胸に一つついているのが定番。
今回も、そんな定番仕様で行こうかと思ったのですが
「ポケットの個数は変えず、大きさや位置で新しい機能性を考える」のが最近の私のやり方。
そこで位置を右腰に。大きさをiphoneが入る程度に変更しました。iphone8/8plusが入るのは確認済です。
フロントはステッチの見えない折る始末。ホール・ボタンで止めています。
肩・袖ぐりは巻き。 折伏せた方が綺麗には出来るのですが、あえて少しパッカリングも出したかったので巻にしました。
無地の綿麻は糸のフシがあります。
バックには左右にタック入り。これで、ゆったりとしたシルエットになり、服とTシャツの間を風が通る隙間ができ夏場に涼しく着ることが出来ます。
ワンウォッシュ製品, MADE IN JAPAN
素材 3.5オンス・コットン50%リネン50%・平織生地
附属 淡水貝ボタン
縫製 総スパン糸
サイズ
14.5 肩幅43.0cm 身幅50.0cm 着丈69.0cm 袖丈24.0cm
15.5 肩幅44.0cm 身幅53.0cm 着丈70.0cm 袖丈24.0cm
16.5 肩幅45.5cm 身幅57.0cm 着丈73.0cm 袖丈24.0cm
サイズ表
Workers K&T H MFG Co.
岡山を拠点にし、主にアメリカ物ワークアイテムを紹介しているブランドです。
実際のアイテムを調べる事はもちろん、そのアイテムを作っていたメーカーや現存する建物にまで足を運び歴史を調べ上げてアイテムづくりのヒントにしています。
生地やパーツにこだわり抜いた商品ながら非常にコストパフォーマンスの高いアイテムが特徴です。