Workers K&T H MFG Co "ECWCS Mod DWR Cotton, OD"
ECWCS というとオリジナルは迷彩系が多く、無地は無いのか?と調べていて発見。古着屋さんでよく 「Opfor」 と呼ばれているもの がそれです。そこからアイデアを広げ、無地のECWCS、素材は・・・
ここでまた、別の方から「最近ベンタイルが多いけど、昔Warden Parka で使ったバリッバリのコットン撥水生地も久しぶりに見たいですね」と言われたのを思い出し、その生地をあてはめました。
Durable Water Repellent。撥水加工の事です。ベンタイルに負けるとも劣らない撥水性。ただ生地が高密度すぎてどうしても、縫製するときに生地を切りながら縫います。なので、縫った裏側は若干ぽつぽつ見える。仕様は、できる限り表に裏目が出ないように、さらに、目数も少なく。一目あたりを大きくしています。
裏地はナイロン生地で滑り良く。一口に 「ナイロン」といっても厚みも色々。ファーストサンプルはリップストップナイロンを使いましたが少し薄すぎて、かえってそれがまとわりつくように感じ、セカンドサンプルは厚み・硬さがありまとわりつかないものを。フロントファスナーはビスロンのダブル。オリジナルにあるフロントの隠しポケット、パウダーガードはオミット。左右裏地部分には大型の ポケットを配置。袖口もマジックテープではなく、スナップで調節できるように。
シャツ+ジャケットを着て、その上に着られるよう、ゆったり目に作っています。
ECWCSの特徴、庇(ヒサシ)のついたフード。オリジナルのネック周りはかなり大きくゆったりした作り。おそらく、本来ヘルメットをした上からもフードをかぶれるようにという寸法だと思います。今回、Mod(Modified)して、ごく普通に、ジャケットの上に着てちょうど良いシルエットに寸法を修正しています。
シャツ+ジャケットの上に着られるのをわかりすく。モデルはシャツ15サイズ/ジャケット38サイズを着用してその上にECWCSのMサイズを着用しています。
撥水性の生地であることを示すネーム。撥水性が弱くなったときは、15分程度、中・低温のタンブラーにかけるとある程度撥水性が復活します。
とても小さいですが大事な部品、ファスナーを上まで上げた時に顔に直接ファスナーが当たらないようにするチンガード。
ご覧のとおり、ぼたぼたした水にはかなりの撥水性があります。霧雨には弱く、またあくまでコットンに撥水「加工」なので、過信は禁物です。
袖口、オリジナルはマジックテープですが、ここはあえてスナップに。シンプルな仕様なのですが、バイク乗るときに使ってみてもグローブを中に入れて、ぐるっと止めると中々の機能性。
特徴的な腰ポケットのデザイン。ここもオリジナルは摩訶不思議かつ、すごく複雑な縫い方をしているのですが、Modではアレンジしてシンプルに。スナップに補助でマジックテープ付。
フロントは上前・下前の二重ヒヨクになり、その中にダブルファスナー。すべりの良いビスロンファスナー。
裏地は全面、すべりの良いナイロンを。左右に大型の内ポケット。
素材 表地6.5オンス・コットン100%・Durable Water Repellent(撥水加工)・平織生地
裏地ナイロン100% タフタ
附属 YKKダブルファスナー
縫製 総スパン糸
MADE IN JAPAN
サイズS 身幅54.0cm 着丈77.0cm 裄丈86.0cm
サイズM 身幅57.0cm 着丈79.0cm 裄丈88.0cm
サイズ表
Workers K&T H MFG Co.
岡山を拠点にし、主にアメリカ物ワークアイテムを紹介しているブランドです。
実際のアイテムを調べる事はもちろん、そのアイテムを作っていたメーカーや現存する建物にまで足を運び歴史を調べ上げてアイテムづくりのヒントにしています。
生地やパーツにこだわり抜いた商品ながら非常にコストパフォーマンスの高いアイテムが特徴です。