Workers K&T H MFG Co "Lounge Jacket Reversed Sateen OD, Size 38"
OVERALL
ANACHRONORM “RINSED DENIM OVERALLS, Size 32”
VEST
Workers K&T H MFG Co "Cruiser Vest Melton, Brown, Size 38"
SHIRT
Workers K&T H MFG Co "Narrow Round Collar Shirt , D-OX, White, Size 15.5"
HAT
Furfelt Hat Bodies,Rabbit, Brown
GLASSES
60-70s CRISS OPTICAL MFG"PRISONNER FRAME,Brown"
Workers K&T H MFG Co "Lounge Jacket Reversed Sateen OD"
毎年好評のLounge Jacket。今回から背裏は無くし、大見返しを肩線で止めています。
表地がある程度厚く・重みもあるしっかりした素材なので、より軽く仕上がるよう仕様を変えました。
素材、ネイビーチノは10オンス程度。真夏以外、通年で着られる厚み。
コーディネートはシンプルに。ジーンズはもちろん、色の合わせさえ気を付ければ、今期のパンツどれにも合わせられます。インナーはシャツが基本ですが、寒くなればそこにOrganicCottonSweaterやCardiganを重ねて。USN Cotton Sweaterのようなカットソー1枚の上に合わせてもOK。さらにアウターに風を防ぐECWCS ModやベンタイルのSingleT-Coatを着れば真冬まで対応可能。アイロンが苦でなければネットに入れて家庭洗濯可能。洗う毎に巻き縫い部分に適度にパッ カリングが出てこなれた風合いに成っていきます。製品はOW済です。
ジャケット for everyone, everydayを目指しているWORKERSのLounge Jacket。
新品の時はちょっとご飯食べに行ったり、出かける時に。着古してきたらそうして、日々のデイリーウェアに。
素材はバックサテン。17FWは色々なバックサテンを使いましたが、Lounge Jacketに使った物は反応染め。洗っても硫化程激しく色落ちしません。
トップのボタンホールは実際に使えるよう穴が開いています。
襟裏にはシンプルに、襟腰あたりに芯止めステッチを入れています。
胸ポケットは樽型。Lounge Jacketは、どこかワークジャケット的な強固な作りなのでカン止めも入れています。
でも、ジャケットらしさを忘れない仕様がここ。前端ステッチをここで切ります。矢印から上はラペル(見返し)側が表目に、矢印から下は身頃側が表目になるよう、ここで一度切って、それぞれの側から縫います。
そもそも、縫い目には表目・裏目があり、表目の方が綺麗、裏は沈み込んだようになります。ジーンズなどは、あえて裏目を出す部分をあったりするのが、縫製の面白い部分ですが、ジャケットの場合、ここを続けて縫おうとすると、基本、ラペル側が表目、身頃が裏目に成ってしまいます。そこで、返り線下で一度ステッチを切って、それぞれ別側から縫うのです。
偉そうに言ってますが・・・私も昔は知りませんでした。専門学校でも教えてくれず。ジャケットのオーダーをお願いした時に教えてもらいました。WORKERSでジャケットを作るようになり、最初の頃はどうしてもシャツの延長線上。そこで、もっとジャケットらしさを出すにはどうしたらよいか。古着で昔のブルックス、現行品もアメリカ製からイタリア製、いろいろ買いました。それだけで飽き足らず、オーダーで作ると既製服とどうちがうのだろう?と思い、二着作ってもらいました。すごく手の込んだハンド部分とかは、学べるところは中々無いのが既製服ですが、こういったちょっとしたディテール、またここ以外にも型紙のコツがあり、それらを取り入れて「カジュアルなのだけどジャケットらしさを損なっていない」のがWORKERSのジャケットだと思います。
身頃は大見返し、見返しの端は巻き縫いの縫い目線に止めています。
左右見返しに内ポケットがあり、iphone7がすっぽり入る大きさ。
見返しは肩線にとめています。以前は、この先に小さな三日月状の背裏をつけていたのですが着脱ぎするときにどうしてもひっくり返りそうに成ることがありました。寸法を少し小さくつくり、アイロンをしっかり当てればそのひっくり返りも止まったのですが、よりデイリーウェアとして楽に着ることを考え、背裏は無くしました。
フロントのカッタウェイ、脇に対しての弧を描くラインはきつすぎないように。ここがきついと、どうしてもクラシックに見えすぎるので。袖は軽く、前振り。これもバナナのようにきつすぎると、吊っていて見栄えが良くても着た時に、人間の腕のカーブと合わなくなってかえって着づらいので。バランスを考えて、毎回型紙の微調整をしています。
ポケットは脇の縫い目に乗ります。この脇の縫い目を無くしてダーツにする方法もあるのですが、ある意味、この縫い目がWORKERSらしさでもあるので毎回、悩みながらも残している仕様です。
袖口は単純に三巻なので、長ければ裾上げの要領で直せます。
素材 10オンス・コットン100%・バックサテン
縫製 スパン糸
MADE IN JAPAN
36 肩幅42.0cm 身幅51.0cm 着丈70.0cm 袖丈62.0cm
38 肩幅43.0cm 身幅54.0cm 着丈70.0cm 袖丈62.0cm
40 肩幅45.0cm 身幅57.0cm 着丈72.0cm 袖丈64.0cm
サイズ表
Workers K&T H MFG Co.
岡山を拠点にし、主にアメリカ物ワークアイテムを紹介しているブランドです。
実際のアイテムを調べる事はもちろん、そのアイテムを作っていたメーカーや現存する建物にまで足を運び歴史を調べ上げてアイテムづくりのヒントにしています。
生地やパーツにこだわり抜いた商品ながら非常にコストパフォーマンスの高いアイテムが特徴です。