Workers K&T H MFG Co "Italian Collar Shirt, Polka Dot"
ビンテージのイタリアンカラーシャツ。どちらかというと、トラッドよりでワークウェアではないシャツを、あえてワークウェアの素材で作ってみました。
イタリアンカラー、夏の半袖シャツでは少しトリッキーな襟型。というのも型紙が難しいのです。単純に身頃に襟を流し込んだり、台襟ではさむのとは違う。生地の縮率に合わせて微調整も必要。実際、「OKOK、昔やったから型紙はあるぞ!」とサンプル作ってファーストサンプルは大失敗しました。ただ、おかげでセカンドサンプルは生地の収縮率に合わせて寸法、生地の方向を調整したのでばっちりです。
身頃はバックタックを入れてゆったりと。裾を出してリラックスしたコーディネートがお勧め。
素材は今まで、WORKERSが別注で作ってきた抜染生地達。ポルカドットは特濃色。出来る限り、濃く染めたインディゴ色。スター&ストライプは薄いインディゴ。こちらは濃色以上に色変化が早く楽しめます。
製品はOW済ですが、色移りするので洗濯は単独で行ってください。
形は
ビンテージのイタリアンカラーシャツを元に作りました。
閉じて着ることは無いでしょうが、トップまでボタンを閉じるとワイドスプレッド「風」に。無理やり合わせる型なので、左右の襟が重なりあまり美しくはありません。
矢印位置は身頃にたたきつけていません。ここの寸法、縮率による微調整が必要で出来る限り綺麗に収まるよう、ミリ単位でパターンを修正しています。
ボタンは貝ボタン。
人が着た状態で。われながら、かなり綺麗なイタリアンカラーになっています。ショールカラーと同じく、一部、えり付けが首周りから外れるので生地ごとにパターンの微調整が必要になります。
裾はラウンド。あまり左右で重なりの無いストレートな形。ホール・ボタン付け位置には共生地を流し込み。
脇はマチ始末+ほつれドメのカンヌキ。
ポケットは口にステッチが見えないような始末。
袖ぐりは折伏せ縫い。脇が巻き縫いですが、ここは折伏せで。ワークウェア的な巻き縫いと、ドレスウェア的な折伏せを混ぜて使っています。
矢印部分に細かいタックを入れています。これで、肩幅はある程度で身頃にゆったりと横幅を出す。夏のシャツなので、ゆったりと着たいので。
素材 4.2オンス・コットン100%・インディゴ染め抜染生地
附属 高瀬貝ボタン
縫製 主要部綿糸
MADE IN JAPAN
14.5 肩幅44.0cm 身幅53.0cm 着丈70.0cm 袖丈22.0cm
15.5 肩幅45.0cm 身幅56.0cm 着丈71.0cm 袖丈22.0cm
16.5 肩幅46.0cm 身幅60.0cm 着丈72.0cm 袖丈22.0cm
サイズ表
Workers K&T H MFG Co.
岡山を拠点にし、主にアメリカ物ワークアイテムを紹介しているブランドです。
実際のアイテムを調べる事はもちろん、そのアイテムを作っていたメーカーや現存する建物にまで足を運び歴史を調べ上げてアイテムづくりのヒントにしています。
生地やパーツにこだわり抜いた商品ながら非常にコストパフォーマンスの高いアイテムが特徴です。