Workers K&T H MFG Co“Band Collar Shirt, Broad Cloth”
クラシックな古着の定番。バンドカラーシャツ。ギラっと光る白蝶貝ボタン。高瀬貝の生成りがかった風合いとはまた一味違います。
身頃のシルエットはModifiedFitをもう少しゆったりさせたもの。着丈も少し長め。クラシックな雰囲気に合わせて、シルエットも若干ゆとりを持たせています。
こちらは100番双糸(50番クラス)。つるつるとした、ドレスシャツの素材。古着のドレスシャツで良く見る風合い。
製品はOW済です。
バンドカラー、スタンドカラー、いろいろ呼び名はありますがいわゆる台襟だけの首回り。
クラシックなシャツでおなじみの仕様。
そのクラシックな雰囲気に合わせてネームもそれらしいものを。
実際に着ると首周りのすっきりした雰囲気がよくわかります。この上にセーターを着ても、襟が小さいのでもたつきにくいのも特徴。
肩線はステッチなし。袖ぐりは折伏せ縫いで表には押さえのステッチが走ります。
フロントはステッチが見えない始末。ステッチはありませんが、実は裏にチェーンステッチが多本で走る、アメリカ的ドレスシャツの仕様。
ボタンは白蝶貝。キラキラと、七色に光ります。高瀬貝の黄色がかったクリーム色とはまた風合いが違います。(が、お高いのです)
これが先ほど触れた表から見ると上前にステッチは無い、でも裏をめくればチェーンが多本で走っている始末。
下前側は別生地をチューブ状にあてています。
袖口のアップでよく似た生地を比較しています。左側がブロード、
右側がシャンブレー。
今、私が見ている自宅の24インチモニタではよくわかります(実は職場の27インチだとわかりづらい)。iphoneならよく見えているでしょうか?
糸の太さ、打ち込み本数(目の細かさ)が違うのがよくわかります。
袖口は、通称「イッテコイ」。パイピング状に切り込みを巻き、その突端は深く縫い込みます。そのため、ここに皺が寄りますが、こうでないとすぐにすっぽ抜けてしまいます。
背面は中心にギャザー。タックでも機能的には同じですが、やはりクラシックなシャツにはギャザーが似合います。
脇はマチ始末。ミミの無い生地は二つ折りにした生地を挟み込み。
フロントの裾ラインが独特なカーブを描いているのでマチの三角に角度がついています。このフロントの妙なS字ライン、これもごくクラシックなシャツ でみられるもので、それをそのままではなく、着丈を現代的にアレンジしているシャツのパターンに組み込んだので、若干妙なマチの角度になっています。
素材 3オンス・コットン100%・100番双糸・ブロードクロス
附属 白蝶貝ボタン
縫製 総綿糸
MADE IN JAPAN
14.5 肩幅44.0cm 身幅52.0cm 着丈73.0cm 袖丈60.5cm
15.5 肩幅45.0cm 身幅55.0cm 着丈75.0cm 袖丈61.0cm
サイズ表
Workers K&T H MFG Co.
岡山を拠点にし、主にアメリカ物ワークアイテムを紹介しているブランドです。
実際のアイテムを調べる事はもちろん、そのアイテムを作っていたメーカーや現存する建物にまで足を運び歴史を調べ上げてアイテムづくりのヒントにしています。
生地やパーツにこだわり抜いた商品ながら非常にコストパフォーマンスの高いアイテムが特徴です。