Workers K&T H MFG Co"Sack Coat, Lt Chambray, Blue"
17SS新型のSackCoat。作りとしてはシャツジャケット。袖付け、脇を縫う前に身頃に先に袖をつける。それから袖〜脇を一気に縫う、いわゆるシャツの縫い方。パターンもウェストにほとんど絞りを入れない、袖もジャケットのように曲げない、まっすぐの物を。
WORKERSではジャケット系、たとえ薄いSackCoatでも身頃にジャケットらしいカーブや絞り。袖も前振りをつけて作ってきました。確かにジャケットらしさは出るのですが、素材が薄いと生地自体にハリが無いので型紙で作った形が出づらい。だったらあえてシャツのように、体に添わせるのではなくゆとりをつけて。直線的な型紙・線で構成したシャツジャケットを目指したのが17SSのSackCoatです。 生地はシャツのように薄く、袖はまくれる。真夏にTシャツの上に着られるジャケットです。
Blue/Indigoはベージュよりさらに一段階細いタテ糸を使ったシャンブレー(平織生地)。その分、打ち込み本数を若干増やしてこちらも3.9オンス程度。生地の薄さ・軽さに合わせてボタンは軽い樹脂製。製品はOW済です。
久しぶりの登場、シャツジャケットのSack Coat。型紙を一新してよりシャツらしい、型紙で。
襟周りは開けても締めても。さらに、襟を立てても。
ジャケットと違い、表生地自体にそこまでハリが無い。襟も綺麗には返っているけれど、かっちりはしていない。なので、立てて着ることもできるし、ラペルも実際に使えるようホール・ボタンをつけています。
今回のSack Coat、シャツの型紙がベースであることがわかる一枚。先に袖ぐりを縫って脇で身頃〜袖まで一気につけます。袖にもWORKERSではおなじみのひねり・前振りはつけていません。
袖ぐりと脇の巻き縫い交差部分。ここだけ見るとまるでシャツです。
左胸ポケット。ここも腰ポケットのように当て布をつけるか迷いましたが、ステッチワークがあればその分、ごちゃごちゃして見えるのでここはあえてシンプルに。当て布無しで。
腰ポケットは当て布補強付き。人間の性(さが)で、腰ポケットにはどうしても手を突っ込みます。さらに、そこで引っ張ります。そうなった時に、少しでも持つように・・・という事で補強布です。でも、あまり強く引っ張らないでくださいね、表地も分厚く無いので。
袖口の開き始末。シャツジャケットなので、ちょっと袖をまくるのにこの開きが効果的。
ちょっとまくる。表情も出るし、袖丈の軽い調節にもなる。
素材 3.9オンス・コットン100%・シャンブレー
附属 樹脂ボタン
縫製 総綿糸
MADE IN JAPAN
36 肩幅42.5cm 身幅52.0cm 着丈70.0cm 袖丈61.0cm
38 肩幅43.0cm 身幅55.0cm 着丈70.0cm 袖丈61.0cm
サイズ表
Workers K&T H MFG Co.
岡山を拠点にし、主にアメリカ物ワークアイテムを紹介しているブランドです。
実際のアイテムを調べる事はもちろん、そのアイテムを作っていたメーカーや現存する建物にまで足を運び歴史を調べ上げてアイテムづくりのヒントにしています。
生地やパーツにこだわり抜いた商品ながら非常にコストパフォーマンスの高いアイテムが特徴です。