Workers K&T H MFG Co "Lounge Jacket, Wool Herringbone"

Workers K&T H MFG Co "Lounge Jacket, Wool Herringbone"
毎年好評のLounge Jacket。

肩の裏にある小さな背裏を見返しから続き物にして少しでも薄く仕上がるようにしています。背裏の形状自体もひっくり返りづらい直線的なものに。袖も描きなおしてよりバランスよくと、一見同じように見えても微調整を繰り返しています。

英国羊毛を混紡した糸で織ったウール100%のツイード。糸作りから織り・仕上げまで愛知一宮で。オー ストラリア産の羊毛だけとは違う、英国羊毛独特なハリと生地のかさがあるのが特徴。ウールには袖の通りを良くするため袖裏をつけています。 ウールは洗うとどうしても縮みます。縮ませたくない場合はドライクリーニング推奨。でも「ちょっとフィット感が足り ないな」なんて言う時には、洗濯して陰干しも自己責任で。

コーディネートはシンプルに。ジーンズはもちろん、色の合わせさえ気を付ければチノ、ピケパン、MIL-Trousers に Moonglow Trousers と、今期のパンツどれにも合わせられます。インナーはシャツが基本ですが、寒くなればそこに Cotton Sweater を重ねて。AB Plainc, USN Cotton Sweaterのようなカットソーをあわせても。
さらにアウターに風を防ぐマウンテンパーカやVentile Bal Collar Coatを着れば真冬まで対応可能。
コットン系は洗う毎に巻き縫い部分に適度にパッカリングが 出てこなれた風合いに成っていきます。コットン製品はOW済みです。

ラウンジジャケット。ごくベーシックなテーラー襟のジャケット。ラペルは細すぎず、かといって太すぎず。今回は三つボタン、上二つ掛けの設定。

トップボタンは実際、締めて使えるように。襟裏もカラークロスを使わず、表共生地で。冬の寒いとき、マフラーをして襟を立てると防寒性がかなり違います。

フロント裏は大見返し。内ポケットがつき、見返しの端は縫い目にたたきつけています。

ちょうどアイフォン6が入る程度の内ポケット。左右につきます。ネームはクロージングらしいものを。

今回、肩の縫い目には倒しステッチを入れています。以前は薄く仕上げるために割りでしたが、洗った後にどうしても肩縫い目の縫い代が遊びます。アイロンをかけてもらえば良いのですが、その手間が無いように倒しステッチ。でも、肩先が特に硬くなります。これをどうしたかというと・・・

このようになります。肩の部分、本来は縫い目がある部分を一体にしています。こうすると、見返しがとても変わった形、かつ大きくなるので生地の裁断歩留りは悪くなります。それでも、ここに縫い目が無いことで肩に当たらなくなる、こちらを重視して一体化しています。

胸はパッチポケット。モンブランの146、ペリカンのスーベレーン400がしっかり収まります。取付け部で一番力のかかる部分はカン止めで補強。

袖口は三巻。ボタンはあえてつけませんでした。というのも、袖丈直しをするときにボタン付けの跡が大きく残ってしまうためです。

ツイードはすべりが悪いので袖裏にキュプラをつけています。

ポケットはかなり脇に振っています。ウェストの絞り、ダーツで取る場合も多いのですがこのLounge Jacketは3面構成に。さらに巻きの上にそのままポケットが乗る、カジュアルな作りです。ポケットの下にうっすら巻き縫いの縫い目が見えます。

ポケットフラップはカンヌキで補強。

素材 表地:8.6オンス・ウール100%・ヘリンボンツイード
   袖裏:キュプラ100%
縫製 主要部綿糸
MADE IN JAPAN

サイズ36 肩幅42.0cm 身幅51.0cm 着丈70.0cm 袖丈62.0cm
サイズ38 肩幅43.0cm 身幅54.0cm 着丈71.0cm 袖丈62.0cm
サイズ40 肩幅45.0cm 身幅57.0cm 着丈72.5cm 袖丈64.0cm
サイズ表

Workers K&T H MFG Co.
岡山を拠点にし、主にアメリカ物ワークアイテムを紹介しているブランドです。
実際のアイテムを調べる事はもちろん、そのアイテムを作っていたメーカーや現存する建物にまで足を運び歴史を調べ上げてアイテムづくりのヒントにしています。
生地やパーツにこだわり抜いた商品ながら非常にコストパフォーマンスの高いアイテムが特徴です。
型番 "Lounge Jacket, Wool Herringbone"
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